2011年04月14日
STRIKE WARRIOR レビュー

本モデルは通称「ストライクヘッド」と呼ばれるスパイク付コンペンセイターを装備し、非常に好戦的なスタイルにまとまっています。
またウォーリアシリーズのベースラインである「MEUフレームの採用」と「20mmアンダーレールの搭載」も従来通りとなっており非常に扱いやすく汎用性の高いモデルへと仕上がっています。
今回はこのマルイ最新ハンドガン「STRIKE WARRIOR」の魅力に迫ってみたいと思います。

まずは先んじて、「ストライクガン」と言うものに関して触れなくてはならないかと思います。
ストライクガンと言うのは米国の「奇才(鬼才)アラン・ズィッタ(Allan Zitta)」が世に送り出した近接でのハンドガンの使用を念頭に置いた「近接格闘用ハンドガンカスタム」のシリーズ名。STI社製の「STI EDGE5.1」をベースに近接戦で有効な各種パーツを追加したモデルが最も有名ですが、他にもCZ75など数種が存在しています(エアガンではKSCがモデル化。右写真)。
近接格闘用、と言うのはまさに掴み合い・殴り合いの距離での使用を前提としており、最終的に相手を制圧し銃口を押し付けて動きを封じる様な状況での使用に特化させています。
数々のアイディアが具現化して施されたストライクガンカスタムですが、中でも目を引くのはやはり代名詞ともいえるマズルガード部分でしょう。通称「ストライクヘッド」と呼ばれるこのスパイク付のパーツは銃口を相手に押し付けた際に相手が動いても簡単には銃口が外れない様にする役割があります。またガバメント系モデルのように銃口側からスライドを押され後退してしまうと引き金が引けなくなる構造の銃の場合に不用意なスライド後退を防ぐと言う意味もあります。
多くのフィクションではこの部分の形状から「打突用」としてそのまま殴りつける様なシーンが多数見られますが、これは基本的には想定外の使い方となります(必要があれば行いますがフレームがゆがんだり、取り付け基部が破損する恐れがあります)。

東京マルイの最新モデル「ストライクウォーリア」は上記のストライクガンの「ストライクヘッド」を備えたウォーリアシリーズの第四弾モデル。マルイガスハンドガンでの通算ナンバーは47番目となります。
ウォーリアシリーズは過去にも触れたとおり、マルイオリジナルデザインシリーズ。マルイ独自デザインながら実銃にあってもおかしくない、実に「リアリティ」を持たせたオリジナルシリーズです。
このストライクウォーリア、一見すると「ストライクヘッドを付けた見た目だけのモデル」と言う印象です。確かに「ストライクヘッド」はメーカー自身が「形状のみを再現したもの」と公言している通り実用性は特にありません。しかしよくよく見ていくとなかなかどうして、かなりの実力を秘めたモデルだと言えます。

インナーバレルはマルイガスブローバックシリーズ共通のフレーム固定式で高い命中精度を誇ります。今作では特徴であるストライクヘッド部がフレーム固定ですから、加工してこちら側でもインナーバレルを保持する様に出来ればさらに高いアキュラシーも可能かもしれません(かなり大変な加工にはなると思いますが)。アウターバレルはカスタムガバの定番、コーンタイプ。

このレール部分、良く見るとストライクヘッドの取り付け方が実に凝っています。レール自体は従来のウォーリアシリーズと共通形状のようですが、先端部分のアールにあわせてストライクヘッドが付いているあたりなど、おそらくこの「ウォーリアシリーズ」がスタートした当初からこのスタイルは視野に入っていたのでは?と思わせる一体感です。

スプリングハウジングはストレートタイプでグリップしやすくなっており、グリップセイフティはビーバーテイル。このあたりはGM系カスタムのド定番と言えますがそれだけに外せないポイント。

このように一点一点を見ていくとこのモデルが単に飾っておくのではなく、実際にゲームで活用してこそのモデルだと言うあたりが見えてきます。
このモデルをそのまま使うのもよし。腕に覚えがあればここからさらに様々な手を加え更なる高みを目指すのも面白い、実に魅力的なハンドガンだと言えます。
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東京マルイ
STRIKE WARRIOR
販売価格: 14,112 円 134ポイント
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