2011年10月31日
SCAR特集
マルイの次世代電動ガンのSCAR-Lシリーズ。
スタンダードな14.5incバレルサイズモデルと、
10incショートアウター仕様のCQCが現在好評発売中です。
この後には大口径モデル「SCAR-H」も予定されている本モデルを
今のうちにちょっとおさらいしておこうかと思います。
スタンダードな14.5incバレルサイズモデルと、
10incショートアウター仕様のCQCが現在好評発売中です。
この後には大口径モデル「SCAR-H」も予定されている本モデルを
今のうちにちょっとおさらいしておこうかと思います。
SCARとは?
FN社と言えばMINIMIシリーズやFAL、FNCなど極めてオーソドックスなモデルを作る一方、P90やファイブセブンピストル、FS2000の様な極めて斬新なモデルを作るメーカー。従来の技術をシッカリと継承しつつ、新しい技術も積極的に執り入れ堅実さと革新性をバランスよく持つメーカーとなっています。
そのFN社が開発したのがこのSCARです。
SCARとは「Special operations forces Combat Assault Rifle」の頭文字を連ねたもので意味としては特殊部隊用戦闘突撃銃となります。
本銃の最大の特徴は「パーツの交換・追加により様々な用途に対応可能」と言う点にあります。
本銃はバレルの交換によりスタンダードなカービンとしても、ショートサイズのCQCモデルとしても使用可能ですし、さらには内部ユニットの一部を変更することで別口径(5.56mm Lから7.62mm Hへの様に)化も可能としています。
さらには高精度のマッチバレルを組み合わせての「スナイパーライフル」タイプや、放熱性が高く連射に優れたユニットを組み込むことで「支援火器」タイプへと組み変えることさえ可能となっています。
このシステムは既に他国・他社のモデルでも実用化しており、SCARのみの特徴とはいえなくなってはいますが、より効率良く行えるのは現時点ではこのSCARとH&K G36が双璧と言えるのでは無いでしょうか(次点的モデルは同じくFNのFS2000)。
「多用途を一元的なモデルで賄う」と言う発想はメーカー・軍・兵士それぞれに大きな恩恵をもたらします。
まずメーカーは一度に大量の発注を受けることが出来ますし、各専用パーツを除いたベースユニット部分は共通化していますから生産コストを抑えることが可能で、設備投資なども抑えられます。
このコストダウンを恩恵はそのまま価格に反映されますから発注主である軍、そしてそれを運営する国にとっても大きな恩恵です。特に米軍のような巨大な組織においては非常に大きなメリットです。
そして最後に実際に現場で使う兵士ですが、彼らにとってもコストが抑えられても優秀な銃器で有れば歓迎ですし、さらに言えば銃を持ち替える(歩兵銃から狙撃銃の様な、別用途の物に)際にも操作手順やメンテナンス手順が有る程度統一されていますから、イチイチその度に憶えなおす必要がありません。様々な知識・学力レベルの人間が集まる軍隊ではこの点も重要なポイントです(識字率がほぼ100%な日本ではあまりピンと来ませんが、海外では今でもマニュアルが読めない、と言う人が多数居る場合も多々あります)。
非常に「良く出来た工業製品」である本銃。単に「便利」なだけでなく、銃本来の性能もシッカリとしています。
特徴的なフレーム一体型のデザインはアサルトライフル、カービンライフルが抱えやすい「フロントとフレームの接合部の脆弱性」と言う弱点を克服しています(M16系のこの弱点は有名です)。またより強靭なハンドガード部分のおかげでレールを介しての後付でのグレネードランチャー(アドオンタイプ)のセットなどが極めてスムーズに行えるようになっています。
グリップ周りは最大の商売相手であった米軍のM4を強く意識したレイアウトになっています。元々人間工学に基いた設計であるM4/16系をベースとしているので使いやすさはバッチリです。
さらに特徴的なデザインのストックは伸縮に加えてフォールディングが可能な上、チークパッドの展開も可能と一般の小銃として見た場合には破格の高性能さとなっています。ライバル機G36は排莢口の位置をストックが塞がない様、スケルトンタイプを採用しましたが、SCARでは角度をオフセットすることでストックデザインを簡素化せずに折り畳む事を可能にしました。
もちろん、堅実な設計をモットーとするFN社らしく実にシッカリとした内部設計により極めて安定した射撃性能を可能とした作りとなっている点も大きな評価点です。
残念ながらFN社の大望であった「米軍制式採用」はかち得ませんでしたが、現在も多くの特殊部隊で運用されており、7.62mm仕様のMK.17は引き続き購入の計画があるとのことで、今後も米軍の一翼を担う銃として世界の紛争地帯などでの活躍が続くようです。
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マルイ次世代電動ガンの大本命として登場したSCAR-Lスタンダードバレルモデル。
ブラックとFDEの2色が少し時間をずらして発売されました。
初期ロットにレール部分の彫りが甘いなどの問題がありましたが、二期ロット以降は改善されている様です。
ブローバックアクションが可能な電動ガンとして、非常にリアルな作り。
ストック内部にバッテリーを搭載しつつ、ストックのアクションは全て再現した意欲作です。
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先に発売されたスタンダードモデルが14.5incに一般的なバレル長だったのに対し、より近接戦や室内などの限定空間下での使用に適した10incのCQCモデル。
殆どハンドガード先端直ぐの位置にハイダーが来るほど短縮してあるおかげで取り回しは極めて良好です。
バレル長以外の点に関してはスタンダード同様のスペックとなっています。
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ECHIGOYA
マルイ次世代SCAR-L用
ブレ止めアウターバレル(CQC)
販売価格: 7,000 円 66ポイント
詳しくは詳細ページへ。写真をクリックして頂くとジャンプします。
携帯の方はコチラをクリックして下さい。
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ECHIGOYA
マルイ次世代SCAR-L用
ブレ止めアウターバレル
販売価格: 7,000 円 66ポイント
詳しくは詳細ページへ。写真をクリックして頂くとジャンプします。
携帯の方はコチラをクリックして下さい。
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カスタムショップECHIGOYAから発売中のカスタムアウターバレル。どちらも主にスタンダードサイズ用となっています(CQCへの対応は要メーカー確認)。
ブレ止めの機能が追加されており、命中精度の面で大きく貢献してくれる点からも非常にオススメなパーツとなっています。
他にも各社から発売中のSCAR向けのフォアグリップや専用タイプのグレネードランチャーなど、実銃同様の豊富なオプション展開により実に広範囲な用途を実現してくれています。
スタンダードとCQCの選択は自身のゲームスタイルやメインで遊ぶフィールドに合わせてチョイスしたいところ。今後発売が予定されているヘビー(H)モデルと併せての運用でより楽しくなりそうなモデルだ、と言えます。