2011年08月27日
かならず帰る:I-phoneアプリ
※TOP画像は関係ありません。
3月の震災時、帰宅難民化した方は大勢いらっしゃっただろうと思います。かく言う私もその一人。
幸い私は過去に会社と自宅をバイクで行き来していた時期が有ったので道は完全に頭に入っていましたので特に問題は無かったんですが、普段電車のみで移動している人はイザ歩いて帰れとなると道が判らない、と言うことになる事があります。
地図が会社の自分の机に常備されているならまだしもそう言う人もそうそう居ないでしょう。
で、思いつくのが「携帯の地図アプリ」。
今のスマートフォンの地図アプリは非常に優秀で、グーグルマップなどでもナビゲーション機能付など実に良く出来ています。
通常で有ればこれらの地図を利用すれば問題無し、なんですがもし停電などでその地図が使えなかったら?
地図アプリ、地図ソフトは今、殆どが必要時にその都度ネットにアクセスして必要なデータをダウンロードしてくる方式です。このため停電などで3G回線などが使えなくなっていると地図が全く見れない状態になってしまいかねません。
そんな、更なる極限状態でも「かならず帰る」と言う強い意志をサポートするのが今回のアプリ、「かならず帰る」です。
このアプリはアイフォン用。
最大の特徴は回線が切れてスタンドアローン状態になっても問題無く使うことが可能、と言うこと。
システムとしては内蔵のGPSのみを利用する方式。見ての通り地図表示はありません。
ラリー競技や、登山、船をやる人なんかには割とおなじみな画面表示かも知れませんが、表示は目的地として設定してある場所(最上段に表示)までの直線距離と方向、徒歩でのおよその時間、と言う実にシンプルなもの。
当然、現実的には一直線で目的地に到達できるなんてことは無いわけで、建物を避けたり、川や山を避けたりとして進むことになりますが、大まかな方向さえ判っていればいずれは目的地へ到達できる、となるわけです。
緊急時専用、と言う感じですが、実はこのナビは結構遊べます。
例えば車やバイク、または自転車などでこのナビを使って目的地を目指すのは休日の楽しみとしてかなりお勧めです。
回り道や行き止まりで引き返したりも楽しめる、と言う人向けですが目的地に最短で行ってしまう通常のナビでは見れない色々を目にすることが出来るかもしれません。秋の行楽シーズンなんかにオススメです。
ちなみに、このシステム。常にスタンドアローンで機能するか、と言うとそうは行かず、最初の目的地設定には3G回線を利用しての地図表示が必要です。ですので、インストール後はまず自宅などの幾つかを設定しておくのをオススメします。