2011年03月04日
今、もう一度スポットを=マルイ M14ウッドストック=
超ひさびさ、「今スポ」です。今回は再販が上がってきましたM14のウッドストックバージョンを。M14ってまだやってなかった・・・はずです。
M14と言う銃ほど不遇かつ数奇な運命を辿った銃と言うのも珍しいだろうと思います。
10年以上前ぐらいまでの「銃器に関する本」ではほぼ確実にその評価は「世紀の駄銃」「米軍最大の失敗」「大国のエゴ」「戦場を知らない者の作った銃」など惨憺たるものでした。
しかしその後の湾岸戦争辺りを機にこの評価が逆転します。「高い威力と命中精度も持つ名銃」となりました。
これはどちらの場合も「使用されたフィールド」がその理由となります。
登場した当時、M14が最初に赴いた戦場はベトナム戦争でした。ベトナムのフィールドはまさにジャングル、熱帯雨林地帯です。
数m先を見通すのも難しいような鬱蒼としたジャングルではM14の長射程・高威力を活かすことは出来ず、結局早々にM16へとその座を明け渡し表舞台から退場させられます。
その後は一部の狙撃手や民間モデル化(フルオートの撤去)され細々と使われて行きますが、全体的な評価は上記の通り非常に悪く、特に日本のユーザーにはかなり「馬鹿にされる」モデルと言うなんとも不遇な立場でした。
しかし、湾岸戦争以降、この状況が一変します。
上記の通り、本来この銃は「高い威力と命中精度」がその最大の持ち味。ベトナムのジャングルではその能力を発揮することは出来ませんでしたがどこまでも視界をさえぎるものの無い様な砂漠では大いに能力を発揮することが可能になるわけです。
こうしてM14は適合するフィールドへ投入されることで真の実力を発揮し、長年の不当な評価を跳ね除けることが出来た、ある意味非常に幸運な銃と言えるかもしれません。
電動ガンのM14は映画「ブラックホークダウン」の人気から企画され発売となりました。
搭載メカボックスはこの独特な形状を再現するため専用のVer7となっています。89式のVer8と並び、現行のスタンダード電動ガンシリーズ中では最新タイプとなります。
特徴的なライフル形状に納める為かなり変則的なつくりとなっていますが、その性能は従来モデルに劣る点は無く、実に優秀。特に金属製のレシーバー(本体)部分とアウターバレルの結合の堅牢さもあり非常に高い命中精度を実現しています。
映画の影響から狙撃モデルとしての運用がサバゲフィールドでもメインですが、実は440多連装マガジン等ファイアーパワーの面でも非常に優秀で実銃では実現できなかった「分隊支援火器」としての運用も十二分にこなす事が出来るなど、ある意味ワンマンアーミー成らぬワンマンアームなモデルと言えます。
しかし非常に大柄なモデルな為運用にはある程度体格や筋力、体力を求められる傾向があります。またそのサイズから木々が密生するようなフィールドではあまり使いやすくは無い、と言う点など実銃のウィークポイントがそのまま適用されてくる点もあります。
総じて、最前線を駆け回ると言うよりもその支援等に威力を発揮するタイプの銃だと言えるのではないでしょうか。
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東京マルイ
USRIFLE M14
ウッドタイプストック
販売価格: 34,713 円 330ポイント
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