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2011年01月27日

ガスガンのガスの充填の仕方その2

 昨日の続き。
 その4からです。

その4.ガスガンの大敵、寒さ
ガスガンのガスの充填の仕方その2 気化がガスガンのエネルギーの源だ、と言うことは判りました。気化と言うのが蒸発することだ、と言う話も出ました。
 蒸発するには何かエネルギーが必要ですが、これは一般的に最も原始的で得やすいエネルギー、熱になります。つまり気化するのにはある程度の温度が無くては駄目、と言うこと。これが冬の寒さでガスガンの動きが悪くなる原因です。
 気化が進まないから圧力が上がらず、結果エネルギーが不足してパワーダウンや作動不良を起こす、と言うわけです。
 そして実はもう一つ、冷えてしまう原因が寒さ以外に有ります。
 フルオート射撃や、バババババ!と連続で撃ってマガジンが痛いぐらいに冷たくなっていたことがある、と言う経験が有るかと思います。
 確かに冬の寒い中、金属製のマガジンですから冷たくなっていくのは判りますが、撃ったことでさらに冷える、と言うのは何故でしょう?実はガスガンは作動させるほどに熱を奪われる構造をしているのです。
 注射の時に腕に消毒液を塗るとヒヤっとしますよね。アレは消毒液(アルコール)が蒸発する時、塗られた場所の熱を奪っていくので冷たく感じます。
 ガスガンも作動させて、ガスが放出されるとそのガスが一緒に熱を奪って行きます。このためガスガンのマガジン(タンク)は撃てば撃つほど冷たくなっていくわけです。
 夏の場合は外気が暖かい(暑い)ので熱が奪われても直ぐ回りから回収することが出来、復帰できます。ところが冬の場合はその回収する周りの熱が無いため、冷えたらなかなか復帰できません。復帰できないのに、さらに熱を奪われ・・・と繰り返し極端に温度が低下してしまうわけです。
 そして温度が極端に下がればさらに気化は進み辛くなります。こうしてドンドン作動率が悪くなっていく、と言うわけです。
 この状況を改善するためにはマガジンに熱を加えてやるしか有りません。しかしこの熱を加えるタイミングや加え方を間違えると何の意味も無かったり、危険になったりします。

その5.マガジンの温め方
ガスガンのガスの充填の仕方その2 マガジンに熱を加える、その加え方ですが図の様な直火や熱湯へ放り込むなどのやり方はご法度です。
 闇雲に熱をともかく加えれば良い、と言うものでは勿論なく、必要な分量を適度に、である必要が有ります。
 直火、と言うのは特に避けましょう。キャンプなどで焚火で料理した事があれば判る事ですが、焚火に直接食材を当てたら直ぐに黒こげになります。それぐらい直の火と言うのは強いのです。マガジンなど火にくべたらよくて故障・破損、悪くすると爆発(破裂)します。
 熱湯は直火に比べればまだマシ。お湯は温度調整がし易いですから。ただ、ぐらぐら煮立つような温度は過剰すぎですし、錆やグリスが溶け出す恐れがあるのでお湯に入れるのも止めて置いた方が良いでしょう。
 では何で温めるか、です。
 あまり温度が強すぎなければ温風などが良いです。
 温める温度の目安ですが、これは一般的には25度前後程度。人が持って冷たいと感じないぐらい。冬は外が寒く温度が失われていく事を考えるとコレにプラスして35度前後。つまり人肌と言う温度が最適です。このことを考えると懐に入れるなどして温めるのは非常に理想的な熱の加え方と言えます。
 次に熱を加えるタイミングです。これを間違えると折角の苦労も無駄骨になります。

その6.マガジンを温めるタイミング
ガスガンのガスの充填の仕方その2 マガジンを温めるのが良いことは判りましたが、温めるタイミングと言うのが実は重要です。
 気化はマガジンタンク内で起きる必要がる、と言うのは先にお話したとおり。それ以前に気化するのは意味が全くありません。
 つまり、ガス缶からタンクへ移動の際は冷えたままで良い、むしろ冷えていて良いわけです。
 またこのガスの充填ですが、これはどういう原理か、と言うと一つは最初にお話したとおり上から下へ、重力によって落ちるわけですが、同時に圧力の問題が存在します。圧力の高い方から低い方へガスや液体や諸々が移動する、と言うのは理解出来るかと思います。つまりマガジン側は出来るだけ圧力が低い条件が整っていた方が良い、と言うわけで、この場合の条件とは冷えと言う事になります。もし充填前に温めてしまうとタンク内の圧力が上がってしまいガスが入り辛いと言うことになってしまいます。
 またガス缶を温めるのも危険なだけで無意味です。温めるということは圧力があがるのでタンク側へガスは入りやすくはなりますが、液体状態を保ち辛くなり、上のマガジンタンク内での気化、と言う条件が阻害されてしまいます。入ったガスが気化するのが必要なわけで、既に気化済みのガスや気化しかけのガスでは圧力が得辛くなってしまいます。
 これらを考え合わせると、まず、温めたりせずのガスをマガジンへ充填(冬場は少し少なめで気化スペースを多めに取る)、その後にフトコロに入れるなどして温めてから使う、と言うのが最良です。

その7.その他諸々の注意
ガスガンのガスの充填の仕方その2 最後にその他の一般的な注意点を幾つかピックアップします。

1:ガスの注入口に対し真っ直ぐガス缶のノズルを当てること。これはモデルによって、底板と角度が違っていたりするので、マガジンのボトムの角度では無くあくまで注入口を確認する事を忘れないようにして下さい。

2:マガジン注入時、ある程度ガスが漏れることは想定のうちです。殆ど漏れないこともありますが、注入口とノズルの相性などにより、割とプシューと漏ることが有ります。見た目にスッゴイ漏れているように見えますが、実はそれほどでも無いので安心してください。チャンと入れたはずなのに入っていない、と言う場合はトラブルです。

3:ガス缶の内容量が1/3を切ったらそろそろ完全充填が出来なくなって来ます。先にも触れた通り、圧力を掛けて液化ガスを入れていくわけですが、内容量が減りすぎると液体状態より移動しやすい気体の方が入りやすくなり、圧力が直ぐ不足する、と言う様な感じになります。大体、手で持って1/3ぐらいかな、と言う辺りからこれがおきやすくなりますので、次の缶を用意してください。

4:缶の処分は各自治体の方法に則って行ってください。基本は底などに穴を開けて中を全て捨ててから。穴は小さな穴で充分です。あまり大きな穴を開けると底から勢い良くガスが噴出して怪我や事故の原因となりますのでご注意下さい。
 火に投げ込むなど、死ぬまである危険行為なので絶対にしないように!

5:火の傍などに置かない、と言うのも充分気をつけて。火、熱源の傍はご法度です。爆発の恐れが有ります。
 また車の中などに置き忘れたりもしないように。冬でも直射日光が当たると車内温度は結構上がります。過去にはガス缶を車内に置き忘れ、ゲームから帰ってきたらオープンカーになっていた、なんて笑えない笑い話も有りますので充分注意して下さい。


 以上、2回に渡ってガスガンのガスの取り扱いに関してのウンチクでした。
 どれも正直知っている方には今更な内容も多かったですが、知らずに間違うと危険なこともあるだけに今一度確認していただければと思います。




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