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2010年12月18日

超電磁

 超電磁、と言われれば30代後半は「スピン」とか「ヨーヨー」とかが続きそうですが、今の若い子は砲の方?とある科学の?
 ってことで今回は超電磁砲こと「レールガン」のお話。

 まずは「らばQ」さんのコチラの記事とYOUTUBE動画。
 米軍が現在 ”も” 開発中のレールガンの実験風景です。
 随分前から既に発射可能、と言われ続けています。
 現在は2020年(あと10年)で艦船への搭載を目指しているそうです。

 



 レールガン、と言うのは要するに磁力を用いたもので、磁力で物体(弾体)を射出する、と言うものです。
 似たようなものにリニアガンと言うのもありますが、あれとコレは厳密には結構違うそうです。難しくて良く判りませんが。
 火薬式の砲に比べ、リンク先にも有るとおり、火薬を持ち運ぶリスクなどが無くなるのが大きな特徴ですが、同時に理論上は電力をより増大させ強い磁力を発生させ「それに耐えられるだけの砲身と弾体があれば」、「光速まで速度を上げられる」と言う夢の技術です(光速が上限なのは相対性理論により)。
 実際にはこれまたリンク先にあるとおり、摩擦熱で砲身は溶けるは弾は蒸発するわで無限の威力、なんて言うのは現状では夢のまた夢。また大気中では大気との摩擦、大気の抵抗により理論どおりの結果は出ません。
 一部SFで言われている様に、大気が殆ど無い「宇宙空間」でこそその真価を発揮する兵器だと言えるのかも知れません。
 またコレだけ長い時間がかかった理由の一つ、「機器の小型化」の問題も有ります。
 リニアモーターカーはようやく何とか実現に漕ぎ着けましたが、電磁砲は未だに動画にあるように大型施設が必要な状態。
 宇宙戦艦ヤマトの波動砲みたいに船体中央を貫通するように配置するのでも無ければ難しそうです。しかし波動砲の様な有様では実用性は皆無に等しいでしょう(狙いを定めるのに一々船全体で動く必要が有るなどナンセンスです)。
 これからさらに技術が進み小型化することを期待している、と言うのが実際のところなのでしょう。
 米軍は実現できるのか、イマイチ微妙と言う兵器として他にもレーザー砲なんかを開発しています。こちらはもっと酷くて、以前見た話ではとてつもなく巨大な機器で厚さ5mmの鉄板に穴を開ける、なんて事をしていました。ちなみに射程は30cm無い様な有様。
 これらの米軍の兵器開発は時として奇妙なものが有ります。
 超電磁砲などはまだ実用化の目処が立ちそうな分マシですが、レーザー砲や、もっと酷い「核動力搭載爆撃機」なんて実験もありました。
 「核動力爆撃機」はその名の通り、飛ぶための動力を核エネルギーとしたもの。機体内部に核の炉があるわけです。
 当然放射能が漏れればパイロットは死亡し、その飛行機が飛んだエリアには放射能が大量に撒き散らされるわけです。それを防ぐ為に炉は厳重に密閉され、それが故に機体が重くなるのでより大型の炉を搭載し、炉が大きくなるのでさらに厳重なシールドが必要で、そのシールドがまた重たくて・・・とまさにどうにも手詰まりなはずなのですが、非常に長期に渡り開発が続けられました。
 これはもちろん最初は「夢の動力である核」を搭載し、「永遠に飛び続けられる飛行機」を目指したわけですが、途中から開発している当人達も周りの者も実現できっこない、と言うのは判っていました。
 ではなぜ、そんな役にも立たないものを研究し続けたのか、と言えばもちろんそれを仕事にしている人が居たからに他なりません。
 研究を中止すれば、彼らを解雇するか新しい仕事を作らなくてはなりません。解雇するのは非常にリスクが大きいこと。もし万が一その研究者が敵国に行って、実現してしまったら最悪ですし、実現までは行かなくてもそこで得られた技術を使って新しい兵器でも開発されたらやっぱり大変に問題です。
 かといって新しい仕事を、と言うのもそう簡単に都合よくは行きません。
 また計画をスタートさせた人、計画を推進した人、計画を継続した人、それぞれが偉い人達。その人達の面目を潰した日にはどんな目にあわされるか、判ったものでは有りません。そんな正に「火中の栗」なんて誰も拾いたがりません。
 結局みんなが丸く収まるのは計画を継続し続けることだったわけです。
 まあ、さすがにこの核飛行機は時代に合わなくなりすぎて中止されたわけですが、この様な「実際には実用化の芽は殆ど無い」と誰もが思いながら続いてる研究、と言うのが多数あるわけです。
 宇宙兵器も究極の飛行機も、その他の多くの夢の技術も結局は生臭い「金」の話になっていく、と言うのはなんとも浪漫の無い話ですが、しかし浪漫で御飯は食べられないのも事実。こういった現実、と言うのも仕方ないんでしょう。



タグ :ムダ話

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