2010年12月11日
イギリス人と幽霊屋敷
何かネタはないかと探していて、「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」の話なんてどうか、と思いました。
ミリブロユーザーの方はお馴染みのウィンチェスターライフルの会社の社長夫人(未亡人)サラ・ウィンチェスターが夫の会社の銃で殺された人々の亡霊からの復讐を避けるために死ぬまで作り続けたという奇妙極まりない大豪邸で現在は観光名所になっているお屋敷の話。
ただ、やっぱりあまりにも有名なんでう~んと。
で、そんなこんなでwikipediaを調べていたら、リンクつながりでイギリス人と幽霊屋敷の話が出てきました。
なんでもイギリス人と言うのは幽霊を怖がる、と言うのがあまり無くむしろ積極的に「見たい」と思っているそうで、ファン(幽霊ファン!?)と呼べる層まで存在しており、彼らは自分の家にどんな幽霊が出るかを自慢しあったり、幽霊が出ると言う屋敷へと皆で出かけて行ったり、そこで幽霊を呼び出す「降霊会」なんかをやったりとともかく幽霊に対してアクティブ!怖く無いわけでは無いみたいなのですが、どちらかと言うとイギリス人の気質的には恐怖より知的好奇心が勝る、と言うカンジなようです。
ちなみに英語では幽霊が出ることを「ホーンテッド」と言うそうで、幽霊が出る屋敷は「ホーンテッドハウス」や「ホーンテッドマンション」と言うそうです。
wikiによるとそう言った家や部屋は賃料や価格も高くなるんだとか。「幽霊が出るから家賃が安い」となる日本の怪談話とは真逆なのが実に面白いですね。
ところで左上の絵はアメリカ ホワイトハウス。実はホワイトハウスは昔から幽霊屋敷としても有名で、2代大統領夫人の幽霊が幽霊になっても掃除しているとか、16代大統領リンカーンが今で幽霊になっても居るとか色々言われているそうです。
これだけではなんなので、幽霊屋敷が題材の映画・小説作品でもいくつかご紹介。
私の独断と偏見の評価付き。
まずは「ホーンティング」。
1999年に映画化された作品。ですが、私は原作(山荘奇談)の方も読みました。が・・・。
結論は「ブー」。
元々原作は短編集の中の一つで映画になるほどのボリュームが無く、SFX・CGは素晴らしかったのですがそれ以上が皆無と言うかなりがっかりな内容でした。
お次は「悪魔の棲む家」。
1979年の作品。リメイクされていますが、リメイク前の方で。
さすがは名作(?)。今みても結構怖いです。
SFXとかは今の目で見れば稚拙なわけですが、ディティールとか、演出とかは秀逸で最後まで楽しめます。
写真は残念ながらリメイク版の方。こちらは未見なんですよ。
「ホーンテッドマンション」。
2003年のエディ・マーフィー主演作。エディ・マーフィーで怖いって事は無いわけで。しかもディズニー作品ですし。
純粋に娯楽作品としては、まあ楽しめます。
「ポルターガイスト」。
ホラー好きならずとも知っている有名作品。全3部作で第一作は1982年公開。
スプラッタホラーの出始めの頃でもあるし、SFXも急速に技術が進歩したので結構強烈なグロシーンも多し。
でもこのシリーズでは出演者、関係者の相次ぐ死(多少こじつけっぽいところもありますが)が重なったと言うことが大いに話題を呼びました。主人公の女の子、キャロル・アン役のへザー・オルークが3作目撮影中に12歳と言う若さで謎の奇病で死んだことからラストタイトルには「少女の霊に捧ぐ」と言う副題がつきました。
でも、1作目以外はあんまり家関係無いか。
「スウィート・ホーム」。
故・伊丹十三監督がメガホンを取った日本製ホラー。1989年。
西洋的な幽霊屋敷を題材に、日本の幽霊の怖さを盛り込んで、スプラッタの要素も取り入れた作品。
多少とっ散らかった印象があったりしますが、それなりに楽しめたりします。名作まで行かないけど佳作って感じ?
多分、ブルーレイはおろか、DVDにもなって無いんじゃないですかね。またTVでやらないかなぁ。
グロ系多しですが、どちらかと言うと日本製グロは「痛い系グロ」なんですよね。
「呪怨」
白塗りお化けがインパクト抜群の2003年作。ただ、私は小説版だけしか見てまへん。
ジャパニーズホラーとかって言ってはやし立てられていたけど、正直個人的には凄いつまらなかった。
幽霊が包丁もって刺したりとか、頭握りつぶすとか、直接攻撃するのは興醒めだなぁ。理由も逆恨みだし。イマイチ。「親指探し」よりはマシだけど。原作があんまりだったので映画は見ませんでした。
「黒い家」
こちらも小説版しか読んでません。しかも幽霊出てこないし。
1999年に大竹しのぶ主演で映画化しています。2007年には韓国でリメイクもつくられているんだとか。
幽霊出てきませんが、圧倒的に怖い。やっぱ生きてる人間のが怖い。スッゲー怖い。ってのを実に良く再認識させてくれる名作。小説版マジオススメです。
「アザーズ」
最後は2001年、アメリカ・フランス合作の映画。「アザース」じゃなくて「アザーズ」
ホラーでは無く、スリラー作品。グロテスクなシーンは皆無に等しいのでその点は安心ですが、画面構成・シーン構成・出演者の演技から強烈な不安感・焦燥感・緊張感が漂う作品。冒頭からラストまである一つの謎に向かって動いていく。その謎が明かされたときの驚愕と悲しい、寂しい感じは絶対に見る価値ありです。泣けちゃいますよ。
舞台の家とかはwikiで見ると凄い風光明媚なところなんですね。後ニコール・キッドマンはやっぱ超美人だわ。
興味のある作品があったら是非一度見てみてください。
しかし、完全にミリブロ関係ないし、ラストはタイトルさえ関係ないのが一番の恐怖か・・・。
ミリブロユーザーの方はお馴染みのウィンチェスターライフルの会社の社長夫人(未亡人)サラ・ウィンチェスターが夫の会社の銃で殺された人々の亡霊からの復讐を避けるために死ぬまで作り続けたという奇妙極まりない大豪邸で現在は観光名所になっているお屋敷の話。
ただ、やっぱりあまりにも有名なんでう~んと。
で、そんなこんなでwikipediaを調べていたら、リンクつながりでイギリス人と幽霊屋敷の話が出てきました。
なんでもイギリス人と言うのは幽霊を怖がる、と言うのがあまり無くむしろ積極的に「見たい」と思っているそうで、ファン(幽霊ファン!?)と呼べる層まで存在しており、彼らは自分の家にどんな幽霊が出るかを自慢しあったり、幽霊が出ると言う屋敷へと皆で出かけて行ったり、そこで幽霊を呼び出す「降霊会」なんかをやったりとともかく幽霊に対してアクティブ!怖く無いわけでは無いみたいなのですが、どちらかと言うとイギリス人の気質的には恐怖より知的好奇心が勝る、と言うカンジなようです。
ちなみに英語では幽霊が出ることを「ホーンテッド」と言うそうで、幽霊が出る屋敷は「ホーンテッドハウス」や「ホーンテッドマンション」と言うそうです。
wikiによるとそう言った家や部屋は賃料や価格も高くなるんだとか。「幽霊が出るから家賃が安い」となる日本の怪談話とは真逆なのが実に面白いですね。
ところで左上の絵はアメリカ ホワイトハウス。実はホワイトハウスは昔から幽霊屋敷としても有名で、2代大統領夫人の幽霊が幽霊になっても掃除しているとか、16代大統領リンカーンが今で幽霊になっても居るとか色々言われているそうです。
これだけではなんなので、幽霊屋敷が題材の映画・小説作品でもいくつかご紹介。
私の独断と偏見の評価付き。
まずは「ホーンティング」。
1999年に映画化された作品。ですが、私は原作(山荘奇談)の方も読みました。が・・・。
結論は「ブー」。
元々原作は短編集の中の一つで映画になるほどのボリュームが無く、SFX・CGは素晴らしかったのですがそれ以上が皆無と言うかなりがっかりな内容でした。
お次は「悪魔の棲む家」。
1979年の作品。リメイクされていますが、リメイク前の方で。
さすがは名作(?)。今みても結構怖いです。
SFXとかは今の目で見れば稚拙なわけですが、ディティールとか、演出とかは秀逸で最後まで楽しめます。
写真は残念ながらリメイク版の方。こちらは未見なんですよ。
「ホーンテッドマンション」。
2003年のエディ・マーフィー主演作。エディ・マーフィーで怖いって事は無いわけで。しかもディズニー作品ですし。
純粋に娯楽作品としては、まあ楽しめます。
「ポルターガイスト」。
ホラー好きならずとも知っている有名作品。全3部作で第一作は1982年公開。
スプラッタホラーの出始めの頃でもあるし、SFXも急速に技術が進歩したので結構強烈なグロシーンも多し。
でもこのシリーズでは出演者、関係者の相次ぐ死(多少こじつけっぽいところもありますが)が重なったと言うことが大いに話題を呼びました。主人公の女の子、キャロル・アン役のへザー・オルークが3作目撮影中に12歳と言う若さで謎の奇病で死んだことからラストタイトルには「少女の霊に捧ぐ」と言う副題がつきました。
でも、1作目以外はあんまり家関係無いか。
「スウィート・ホーム」。
故・伊丹十三監督がメガホンを取った日本製ホラー。1989年。
西洋的な幽霊屋敷を題材に、日本の幽霊の怖さを盛り込んで、スプラッタの要素も取り入れた作品。
多少とっ散らかった印象があったりしますが、それなりに楽しめたりします。名作まで行かないけど佳作って感じ?
多分、ブルーレイはおろか、DVDにもなって無いんじゃないですかね。またTVでやらないかなぁ。
グロ系多しですが、どちらかと言うと日本製グロは「痛い系グロ」なんですよね。
「呪怨」
白塗りお化けがインパクト抜群の2003年作。ただ、私は小説版だけしか見てまへん。
ジャパニーズホラーとかって言ってはやし立てられていたけど、正直個人的には凄いつまらなかった。
幽霊が包丁もって刺したりとか、頭握りつぶすとか、直接攻撃するのは興醒めだなぁ。理由も逆恨みだし。イマイチ。「親指探し」よりはマシだけど。原作があんまりだったので映画は見ませんでした。
「黒い家」
こちらも小説版しか読んでません。しかも幽霊出てこないし。
1999年に大竹しのぶ主演で映画化しています。2007年には韓国でリメイクもつくられているんだとか。
幽霊出てきませんが、圧倒的に怖い。やっぱ生きてる人間のが怖い。スッゲー怖い。ってのを実に良く再認識させてくれる名作。小説版マジオススメです。
「アザーズ」
最後は2001年、アメリカ・フランス合作の映画。「アザース」じゃなくて「アザーズ」
ホラーでは無く、スリラー作品。グロテスクなシーンは皆無に等しいのでその点は安心ですが、画面構成・シーン構成・出演者の演技から強烈な不安感・焦燥感・緊張感が漂う作品。冒頭からラストまである一つの謎に向かって動いていく。その謎が明かされたときの驚愕と悲しい、寂しい感じは絶対に見る価値ありです。泣けちゃいますよ。
舞台の家とかはwikiで見ると凄い風光明媚なところなんですね。後ニコール・キッドマンはやっぱ超美人だわ。
興味のある作品があったら是非一度見てみてください。
しかし、完全にミリブロ関係ないし、ラストはタイトルさえ関係ないのが一番の恐怖か・・・。