2010年12月04日
ハンドガンの構え方の基本その二
昨日よりの続きです。
昨日の分では銃の真上からの図でしたが、本日は横からの図で。
左を見ると銃がほぼ自分の腕と横から見ても平行に握っているのが判ります。これが極端に銃口が上を向いたり、下を向いたりしない、自然に握ったら自然に平行になる位置を握るように心がけます。
また梃子の原理からグリップは出来るだけ上側、銃身に近いところを握りたいところです。出来れば銃口の真後ろに来る位置を握りたいところですが、それだとスライドに轢かれますので、その直下の位置を出来るだけ握るようにします。下の方を握ればそれだけ反動がきつくなるのはお判りになるかと思います。
指ですが、片手で構える場合は出来るだけ指同士をピタリと着けるようにして握るほうが良いでしょう。また親指も銃の固定に強く関係しますので、この親指の使い方も色々と自分なりの検討を加えてください。ただ、やはり片手での構えは非常に難しく、銃を片手で保持し、かつ精密な射撃をするのはかなり高度な技術が必要になります。
行く行くはそう言った技術も必要になるかとは思いますが、今回は「片手は難しいんだ」と言うことだけを覚えておいて下さい。
銃の構え方の基本は現代では両手で行います。西部劇の頃は構造などから片手で扱うほうが良かったのですが(それでもよりしっかりと狙うのなら実際は両手で撃ってました)、現在はダブルアクションやオートマチック構造の銃が基本ですから、よりしっかりと銃を保持・固定することに意識を向けた方が効率的なわけです。
両手での握り方ですが、まず、銃を持つ手より指一本分下に掛けるようなイメージで手を合わせます。トリガーを引く人差し指分下、と言った感じです。
既に銃のグリップを握っている右手(左利きの場合は左手)の指と指の隙間部分をフィンガーチャンネルの様にして左手(左利きは右手)を被せるようにします。右手と左手、両方の手の指と指を出来るだけ隙間無く合わせる様にします。
グリップを握る手ともう片方の手の親指は手が小さい場合や握力が弱い場合は図の様にクロスさせても良いですし、2本の親指が前後に(銃を握ってない方が前)並ぶようにして付け根部分をピタリとあわせるのも効果的です。
最終的にグリップに握っている方の手ももう片方の手も出来るだけ広く、それでいて隙間を空けないように覆うようにして握ると銃をしっかりと保持できます。
これらのグリップの話で非常にオススメなのが、以前コンバットマガジン誌で連載していた小峯 隆生氏の「拳銃王」(小学館文庫)及び「拳銃王II」(グリーンアロー社)です。
小峯氏自身が小柄で手も小さいと拳銃射撃ではどちらかと言うとハンデとも言える条件で様々な銃をその時々色々な握り方を検討して自身に取って最適な握りを見つけ出し、その銃を征服していくと言うまさにタイトル通りの内容。非常に技術的な部分からも実用的な内容ですが、独特な軽快なタッチの文章で技術書然としたものでは無く、実に楽しく読むことが出来ます。
ただ、どちらも大分古い本にはなってきているので、今でも普通に購入が出来るのか、がちょっと心配です。特に「拳銃王」は非常に濃い内容も多いのでオススメです。
その二でもまだ少し足りない・・・かな。と言う感じです。明日にやれればその三を。出来ればそこでファイナルにしたいところ。
拳銃王の様に、と言うのはなかなか難しいですね。でもグリップの基礎を念頭に、自分流を色々と模索してみることは非常に重要。これをしっかりとやっておけば銃の扱いを確実にワンランクレベルアップできるはず。皆さんも是非頑張ってみてください。
昨日の分では銃の真上からの図でしたが、本日は横からの図で。
左を見ると銃がほぼ自分の腕と横から見ても平行に握っているのが判ります。これが極端に銃口が上を向いたり、下を向いたりしない、自然に握ったら自然に平行になる位置を握るように心がけます。
また梃子の原理からグリップは出来るだけ上側、銃身に近いところを握りたいところです。出来れば銃口の真後ろに来る位置を握りたいところですが、それだとスライドに轢かれますので、その直下の位置を出来るだけ握るようにします。下の方を握ればそれだけ反動がきつくなるのはお判りになるかと思います。
指ですが、片手で構える場合は出来るだけ指同士をピタリと着けるようにして握るほうが良いでしょう。また親指も銃の固定に強く関係しますので、この親指の使い方も色々と自分なりの検討を加えてください。ただ、やはり片手での構えは非常に難しく、銃を片手で保持し、かつ精密な射撃をするのはかなり高度な技術が必要になります。
行く行くはそう言った技術も必要になるかとは思いますが、今回は「片手は難しいんだ」と言うことだけを覚えておいて下さい。
銃の構え方の基本は現代では両手で行います。西部劇の頃は構造などから片手で扱うほうが良かったのですが(それでもよりしっかりと狙うのなら実際は両手で撃ってました)、現在はダブルアクションやオートマチック構造の銃が基本ですから、よりしっかりと銃を保持・固定することに意識を向けた方が効率的なわけです。
両手での握り方ですが、まず、銃を持つ手より指一本分下に掛けるようなイメージで手を合わせます。トリガーを引く人差し指分下、と言った感じです。
既に銃のグリップを握っている右手(左利きの場合は左手)の指と指の隙間部分をフィンガーチャンネルの様にして左手(左利きは右手)を被せるようにします。右手と左手、両方の手の指と指を出来るだけ隙間無く合わせる様にします。
グリップを握る手ともう片方の手の親指は手が小さい場合や握力が弱い場合は図の様にクロスさせても良いですし、2本の親指が前後に(銃を握ってない方が前)並ぶようにして付け根部分をピタリとあわせるのも効果的です。
最終的にグリップに握っている方の手ももう片方の手も出来るだけ広く、それでいて隙間を空けないように覆うようにして握ると銃をしっかりと保持できます。
これらのグリップの話で非常にオススメなのが、以前コンバットマガジン誌で連載していた小峯 隆生氏の「拳銃王」(小学館文庫)及び「拳銃王II」(グリーンアロー社)です。
小峯氏自身が小柄で手も小さいと拳銃射撃ではどちらかと言うとハンデとも言える条件で様々な銃をその時々色々な握り方を検討して自身に取って最適な握りを見つけ出し、その銃を征服していくと言うまさにタイトル通りの内容。非常に技術的な部分からも実用的な内容ですが、独特な軽快なタッチの文章で技術書然としたものでは無く、実に楽しく読むことが出来ます。
ただ、どちらも大分古い本にはなってきているので、今でも普通に購入が出来るのか、がちょっと心配です。特に「拳銃王」は非常に濃い内容も多いのでオススメです。
その二でもまだ少し足りない・・・かな。と言う感じです。明日にやれればその三を。出来ればそこでファイナルにしたいところ。
拳銃王の様に、と言うのはなかなか難しいですね。でもグリップの基礎を念頭に、自分流を色々と模索してみることは非常に重要。これをしっかりとやっておけば銃の扱いを確実にワンランクレベルアップできるはず。皆さんも是非頑張ってみてください。