2010年11月04日
冬のガスガン運用
冬場はガスガンにとって鬼門。
冬の寒さはガスガンの発射・作動のパワーソースであるガスの気化を妨げ、スライドストップが掛からない等の作動不良から生ガスを噴出し作動自体が出来ない等の状態に追い込みます。
ガスガンの作動原理上、寒さから来るこれらの作動不良・作動不能と言うのは避けられないのですが、いくつかの工夫により条件を緩和することは可能です。
今回はこの工夫をいくつか紹介します。
工夫1:リアルカウント
エアガンは実銃に比べ非常に多い弾数を装弾出来る様になっているモデルが殆どです。
コレを実銃と同じ弾数に制限して遊ぶと言うのがリアルカウントゲームです。
あえて弾数を制限したこのゲームは弾数に余裕のあるゲームに比べよりスリルがあり、そしてリアリティを感じることが出来、現在人気があります。
このリアルカウントの弾数と言うのが実は今ぐらいの時期にはオススメなのです。
今の時期ですとガスガンは最初調子良く動くけど最後の方が作動が不安定になってしまう、と言うことが多いだろうと思います。なので、単純に「調子が良い間で弾切れになるように調整する」と言うのが簡単確実なわけです。
殆どの場合、ガスガンは実銃に比べ倍前後の弾数となっていますから、リアルカウント化すると半分ぐらいの装弾数になります。20発全部は打ち切れなくても12~3発ぐらいまでは問題無く撃てる、と言うのであればその弾数に減らして使えば良い、と言う事です。
弾数が減ってしまうのは確かにリスクなのですが、マガジンの本数を買い足せば回復は有る程度可能です(経済的負担は大きいですが・・・)。
工夫2:マガジンを温める
上記の方法は今ぐらいの、日中の気温がせめて10度ちょっとはあるときに使える方法なのですが、これから先さらに寒くなるとそうも行かなくなります。
こうなってくるとマガジンを温めることを考えなくてはなりません。
寒い環境で最も身近な熱源、となると皆さん自身の「体温」でしょう。爬虫類ででも無い限り35~7度ぐらいの温度が常にあるわけですからこれを利用しない手はありません。
手で持つ、と言うのでは芸が無いですし、ゲームし辛いですからマガジンポーチの付け方を工夫します。
まず装着位置。
左の写真の様に、上着の内側にマガジンポーチを配置します。
こうすれば上着の前を閉じれば体温で上着の中は暖かくなり、当然そこにあるマガジンポーチとマガジンも一緒に温められる、と言う寸法です。
マガジンの出し入れは上着に手を突っ込むようにして引っ張り出します。
通常の、一番外側に配置するスタイルに比べ出し入れはし辛くなりますが、マガジンをかなり効率よく温められるようになるので、試す価値の充分ある方法だと思います。
さらに右の写真の様にズボンとお腹の間にマガジンポーチを挟むように配置(ベルトフラップをズボンの外に出して中に落ちるのを防いでいます)するとダイレクトにお腹の熱をマガジンに与えることが出来、より効果的です(お腹に当たって少し痛いですが)。ガバメントなどの薄型のマガジンを持つ機種なら可能でしょうか。
写真はPANTACのスタンダードなマガジンポーチを使って撮影しています(お腹が出ている点には触れないように)。これ以外でもちょっと工夫すれば同じ様に取り付けは可能でしょうし、一昔前に流行ったスピードタイプの金属製マガジンポーチ系ならズボンの内側に入れるのはより効果的でしょう。
大型の、M4用マガジンポーチなどは流石に中に入れるのは難しいとは思いますが、次に使うヤツをそこに1本配置出来る様にする、などすればしっかりと温められたマガジンを使うことが可能になります。
もっと寒くなって、体温だけでは追いつかなくなってきたら、使い捨てカイロをマガジンのそばに貼るとさらに効果的です(使い捨てカイロは単体では全然駄目ですが、体温との相乗効果を狙うとかなりの熱量を確保できます)。
工夫3:マガジンローテーション
最後のワザ(ワザって程のもんでもないですが・・・)はこちら。
マガジンローテーション。
字のごとく、マガジンをぐるぐると入れ替えて使う、と言う事です。
これは上の暖めるのと併用するのが前提ですが、温めてもあまりにも外が寒く、すぐにマガジンが冷えてしまう、と言う時に冷えて少し調子が悪くなったら例え弾が残っていてもすぐにマガジンチェンジをしてしまう、と言う使い方。
こうすれば調子が悪くなったらポーチに戻し温め、代わりに今まで温められたマガジンを取り出して使う、と言うことが可能になります。最初の装弾数を減らす式と似ていますが、”かわりばんこ”にどんどん入れ替えていくと言う風にすることで常に温められた、調子の良いマガジンを使えると言うメリットがあります。
ただ、この方法の難点はやたらと頻繁なマガジンチェンジが必要なことと、全体の残弾数の把握が困難になることです。
マガジンチェンジに関してはテクニックを磨いて少しでも隙を減らしてもらうしか手がありません。
残弾の把握に関しては出来るだけ一定数(5発や10発など)で定期的にマグチェンジをするように注意するのと、順番を崩さすにマガジンを入れ替えていく様にすれば有る程度は可能になるだろうと思います。
どれもハッキリ言って大した事の無い、極めて普通なことなんですが、今年初めて冬にガスガン使うよ!ってビギナーの方がいらっしゃいましたら、こんな簡単な方法でも多少は改善されるんだ、って知ってもらえたら良いかと思います。
冬の寒さはガスガンの発射・作動のパワーソースであるガスの気化を妨げ、スライドストップが掛からない等の作動不良から生ガスを噴出し作動自体が出来ない等の状態に追い込みます。
ガスガンの作動原理上、寒さから来るこれらの作動不良・作動不能と言うのは避けられないのですが、いくつかの工夫により条件を緩和することは可能です。
今回はこの工夫をいくつか紹介します。
工夫1:リアルカウント
エアガンは実銃に比べ非常に多い弾数を装弾出来る様になっているモデルが殆どです。
コレを実銃と同じ弾数に制限して遊ぶと言うのがリアルカウントゲームです。
あえて弾数を制限したこのゲームは弾数に余裕のあるゲームに比べよりスリルがあり、そしてリアリティを感じることが出来、現在人気があります。
このリアルカウントの弾数と言うのが実は今ぐらいの時期にはオススメなのです。
今の時期ですとガスガンは最初調子良く動くけど最後の方が作動が不安定になってしまう、と言うことが多いだろうと思います。なので、単純に「調子が良い間で弾切れになるように調整する」と言うのが簡単確実なわけです。
殆どの場合、ガスガンは実銃に比べ倍前後の弾数となっていますから、リアルカウント化すると半分ぐらいの装弾数になります。20発全部は打ち切れなくても12~3発ぐらいまでは問題無く撃てる、と言うのであればその弾数に減らして使えば良い、と言う事です。
弾数が減ってしまうのは確かにリスクなのですが、マガジンの本数を買い足せば回復は有る程度可能です(経済的負担は大きいですが・・・)。
工夫2:マガジンを温める
上記の方法は今ぐらいの、日中の気温がせめて10度ちょっとはあるときに使える方法なのですが、これから先さらに寒くなるとそうも行かなくなります。
こうなってくるとマガジンを温めることを考えなくてはなりません。
寒い環境で最も身近な熱源、となると皆さん自身の「体温」でしょう。爬虫類ででも無い限り35~7度ぐらいの温度が常にあるわけですからこれを利用しない手はありません。
手で持つ、と言うのでは芸が無いですし、ゲームし辛いですからマガジンポーチの付け方を工夫します。
まず装着位置。
左の写真の様に、上着の内側にマガジンポーチを配置します。
こうすれば上着の前を閉じれば体温で上着の中は暖かくなり、当然そこにあるマガジンポーチとマガジンも一緒に温められる、と言う寸法です。
マガジンの出し入れは上着に手を突っ込むようにして引っ張り出します。
通常の、一番外側に配置するスタイルに比べ出し入れはし辛くなりますが、マガジンをかなり効率よく温められるようになるので、試す価値の充分ある方法だと思います。
さらに右の写真の様にズボンとお腹の間にマガジンポーチを挟むように配置(ベルトフラップをズボンの外に出して中に落ちるのを防いでいます)するとダイレクトにお腹の熱をマガジンに与えることが出来、より効果的です(お腹に当たって少し痛いですが)。ガバメントなどの薄型のマガジンを持つ機種なら可能でしょうか。
写真はPANTACのスタンダードなマガジンポーチを使って撮影しています(お腹が出ている点には触れないように)。これ以外でもちょっと工夫すれば同じ様に取り付けは可能でしょうし、一昔前に流行ったスピードタイプの金属製マガジンポーチ系ならズボンの内側に入れるのはより効果的でしょう。
大型の、M4用マガジンポーチなどは流石に中に入れるのは難しいとは思いますが、次に使うヤツをそこに1本配置出来る様にする、などすればしっかりと温められたマガジンを使うことが可能になります。
もっと寒くなって、体温だけでは追いつかなくなってきたら、使い捨てカイロをマガジンのそばに貼るとさらに効果的です(使い捨てカイロは単体では全然駄目ですが、体温との相乗効果を狙うとかなりの熱量を確保できます)。
工夫3:マガジンローテーション
最後のワザ(ワザって程のもんでもないですが・・・)はこちら。
マガジンローテーション。
字のごとく、マガジンをぐるぐると入れ替えて使う、と言う事です。
これは上の暖めるのと併用するのが前提ですが、温めてもあまりにも外が寒く、すぐにマガジンが冷えてしまう、と言う時に冷えて少し調子が悪くなったら例え弾が残っていてもすぐにマガジンチェンジをしてしまう、と言う使い方。
こうすれば調子が悪くなったらポーチに戻し温め、代わりに今まで温められたマガジンを取り出して使う、と言うことが可能になります。最初の装弾数を減らす式と似ていますが、”かわりばんこ”にどんどん入れ替えていくと言う風にすることで常に温められた、調子の良いマガジンを使えると言うメリットがあります。
ただ、この方法の難点はやたらと頻繁なマガジンチェンジが必要なことと、全体の残弾数の把握が困難になることです。
マガジンチェンジに関してはテクニックを磨いて少しでも隙を減らしてもらうしか手がありません。
残弾の把握に関しては出来るだけ一定数(5発や10発など)で定期的にマグチェンジをするように注意するのと、順番を崩さすにマガジンを入れ替えていく様にすれば有る程度は可能になるだろうと思います。
どれもハッキリ言って大した事の無い、極めて普通なことなんですが、今年初めて冬にガスガン使うよ!ってビギナーの方がいらっしゃいましたら、こんな簡単な方法でも多少は改善されるんだ、って知ってもらえたら良いかと思います。