2010年05月14日
歩 の続き
先日の「歩」からの続き。
今回は「構えながら歩く」または「歩きながら構える」です。
先日の「歩」で紹介した「すりあし」を上手く使えば銃を構えたままでも移動することが可能、と書きました。
本日はこの「構えたまま移動」をご説明します。
まずは前回のおさらいも兼ねて。右の図をご覧下さい。今回は銃を持っているバージョンです。
「銃を持ったすりあし」では武道で言う「半身」ほどではありませんが身体を斜めし、右構えなら左足が前で進んでいきます。
今回は「構えながら歩く」または「歩きながら構える」です。
先日の「歩」で紹介した「すりあし」を上手く使えば銃を構えたままでも移動することが可能、と書きました。
本日はこの「構えたまま移動」をご説明します。
まずは前回のおさらいも兼ねて。右の図をご覧下さい。今回は銃を持っているバージョンです。
「銃を持ったすりあし」では武道で言う「半身」ほどではありませんが身体を斜めし、右構えなら左足が前で進んでいきます。
前回説明のように左足を進める時には体重は後ろに残す右足にかけ、左足はスっとスライドさせるように前に出します。この際左足のセンサーを強めるようなイメージで触れるものや地面の状態を常に意識します。こうすることで危険な地面の状態や危険なもの(怪我するものやつまづくもの)が有った際にすぐに対応することが可能になります。
そして左足を下ろしたら体重を徐々に移します。途中でもすぐに右足に体重を戻せる様に有る程度意識します。
体重の移動と共に右足は左足に近づけるイメージ。実際には体重が抜けない限りは右足を動かすと言うのは不可能なんですが、こうイメージしておくとスムーズに移動できるようになってきます。
慣れてくると一連の動作をスムーズに、有る程度素早く行えるようになってきます。こうすれば普通に歩くよりは遅いですが、極端に遅い、と言うほどでは無くなります(慣れないうちはどうしようもなく遅いですが)。
すりあし自体はもう「練習してください」としか言い様がありません。ともかくズリズリと練習してみてください。まずは足のみで。銃はまだ持たなくてOKです。
しばらく練習するとこの歩き方がスピードはともかく、安定性の高さがかなりあると言う事が判ってくるかと思います(ふらつく、と言う場合はやり方が間違っています)。
この下半身の安定性を理解し始めたらいよいよ銃を構えての練習です。実際に銃を構え、すりあしで歩いてみてください。
安定した下半身に支えられ、安定した射撃姿勢を維持したまま移動することが出来る事が判ります。
さらに慣れてきたら狙う方向を色々変えてみてください。正面はもちろん、左右や上下と言った場所をポイントしたまま移動することも可能なはずです。ドアエントリーなどの際にこのテクニックは非常に重要です。すりあし移動なら地面状態は「足任せ」に出来ますから注意すべきポイントに意識の大部分を集中することが可能になります。
もし一人で練習する、と言う真面目な方が居たら最初はなにも持たずに「すりあし」を練習し、慣れてきたら銃を持ってみてください。最初は床を見ながら、慣れたら見ないようにし、銃を持ったら銃を常に構え、実際に何かをサイティングしながらやると効果的です。例えば廊下の先の電灯のスイッチにをサイティングし、その状態を維持したまますりあしで移動して行きます。
さらに慣れてきたら廊下に雑誌などを適当に置いてやってみましょう。この際、雑誌やタオル、空き缶など複数のものを置くようにします。足が触れたら最初は思わず見てしまうと思いますが、慣れてくるうちに眼で見なくとも何かがわかるようになります。雑誌ならその上に足を置き、タオルなら脇にどかす、空き缶は蹴っ飛ばすと派手に音が出ますからそうならない様注意する、こんな風にすると非常に高度な練習が可能です。
さらに慣れてきたらサイティングする場所を複数変える、バックでサイティングしながら移動する、階段の上り下りをするなど色々とやってみて下さい。
特にサイティングする場所を変える、と言うのは移動の途中で切り替える、と言うのも出来るようになるとかなり応用範囲が広がります。
この際、イメージは「戦車」。安定したキャタピラと自由に角度を変えられる砲塔、下半身がキャタピラ、上半身が砲塔とイメージします。特に砲塔=上半身は構えをガチっと固め、本当に砲塔になったように銃・手・腕・肩・胸・頭を一つの塊になるように意識してみぞおち・へその間接で向きを変えていく様にするとスムーズです(上の図の複数の角度になっているもの、あれは下半身と上半身は全く変えず、腹部分の間接だけ角度を変えています。あんなイメージです)。
戦車化がより強くイメージできるようになってくればとりあえず「すりあし」は完成したと考えていただいてOKかと。
次は「速いすりあし」です。
~かなしみのボツ画像~
途中で使用するために作った画像でしたが話の流れからボツとなりました。
どの様に使う予定だったかはご想像にお任せします。
すりあし自体はもう「練習してください」としか言い様がありません。ともかくズリズリと練習してみてください。まずは足のみで。銃はまだ持たなくてOKです。
しばらく練習するとこの歩き方がスピードはともかく、安定性の高さがかなりあると言う事が判ってくるかと思います(ふらつく、と言う場合はやり方が間違っています)。
この下半身の安定性を理解し始めたらいよいよ銃を構えての練習です。実際に銃を構え、すりあしで歩いてみてください。
安定した下半身に支えられ、安定した射撃姿勢を維持したまま移動することが出来る事が判ります。
さらに慣れてきたら狙う方向を色々変えてみてください。正面はもちろん、左右や上下と言った場所をポイントしたまま移動することも可能なはずです。ドアエントリーなどの際にこのテクニックは非常に重要です。すりあし移動なら地面状態は「足任せ」に出来ますから注意すべきポイントに意識の大部分を集中することが可能になります。
もし一人で練習する、と言う真面目な方が居たら最初はなにも持たずに「すりあし」を練習し、慣れてきたら銃を持ってみてください。最初は床を見ながら、慣れたら見ないようにし、銃を持ったら銃を常に構え、実際に何かをサイティングしながらやると効果的です。例えば廊下の先の電灯のスイッチにをサイティングし、その状態を維持したまますりあしで移動して行きます。
さらに慣れてきたら廊下に雑誌などを適当に置いてやってみましょう。この際、雑誌やタオル、空き缶など複数のものを置くようにします。足が触れたら最初は思わず見てしまうと思いますが、慣れてくるうちに眼で見なくとも何かがわかるようになります。雑誌ならその上に足を置き、タオルなら脇にどかす、空き缶は蹴っ飛ばすと派手に音が出ますからそうならない様注意する、こんな風にすると非常に高度な練習が可能です。
さらに慣れてきたらサイティングする場所を複数変える、バックでサイティングしながら移動する、階段の上り下りをするなど色々とやってみて下さい。
特にサイティングする場所を変える、と言うのは移動の途中で切り替える、と言うのも出来るようになるとかなり応用範囲が広がります。
この際、イメージは「戦車」。安定したキャタピラと自由に角度を変えられる砲塔、下半身がキャタピラ、上半身が砲塔とイメージします。特に砲塔=上半身は構えをガチっと固め、本当に砲塔になったように銃・手・腕・肩・胸・頭を一つの塊になるように意識してみぞおち・へその間接で向きを変えていく様にするとスムーズです(上の図の複数の角度になっているもの、あれは下半身と上半身は全く変えず、腹部分の間接だけ角度を変えています。あんなイメージです)。
戦車化がより強くイメージできるようになってくればとりあえず「すりあし」は完成したと考えていただいてOKかと。
次は「速いすりあし」です。
~かなしみのボツ画像~
途中で使用するために作った画像でしたが話の流れからボツとなりました。
どの様に使う予定だったかはご想像にお任せします。