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　今から24年前の1986年に公開となったオリバーストーン監督の映画「プラトーン」。
　公開当時「本物のベトナム」を映したと言われ、監督自身の経験などが活かされ非常にリアルな戦場は日本に第二次ベトナムブームを巻き起こした先駆と言われた作品です。
　この作品では「英雄でも超人でも無い、人間の弱さを前面に押し出した米兵」の姿が非常にショッキングでした。現在も在る麻薬問題や無抵抗の市民の虐殺疑惑、さらには隊内での殺人など、人間の負の部分が抉り出されたかのような内容は現在の目で見ても非常にインパクトがあります。
　そんな、当時「プラトーン現象」を起こしたとまでされた作品の中でも特に強烈なインパクトを放ったキャラクターがトム・べレンジャー演じる「ボブ・バーンズ軍曹」。冷酷で無実の市民さえ非協力的と言う理由で簡単に射殺し、中盤では反目する仲間を敵陣に置き去りにする裏切り者。
　しかし逆に「自分」に忠実に生きるスタイルは強い衝撃を見る者に与えます。
　そんなバーンズが劇中で使用しているのが他の兵士と違うバレルの短いカービンモデル。
　コレだけ話題になる作品でも特に強いキャラクター性を持つ兵士が使う銃を当時のメーカーが放って置くわけが無く、東京マルイからスペシャルモデルとして登場したのが「Ｍ６５５バーンズ」モデルでした。
　このモデルは限定品ながらベトナム戦争マニアの間で瞬く間に話題となり現在まで語り継がれる名作となりました（やっとM655の話にこれました）。
　今回紹介するのは(毎度おなじみ前置きが長くなりましたが）そんな往年を知るユーザーには懐かしい、Ｍ６５５電動ガンコンプリートモデルです。
　2010年のM655は設定どおりにベトナムタイプの初期型フレームを使用し、Ａ１タイプの固定ストック、新型（Ａ１型）ハイダーを装着したカービンフロントを備えるスタイルです。実際に特殊部隊で使用されたと言われるＭ６５Ｘシリーズらしく、派手さこそ無いが強い実力を感じさせるモデルとなっています。