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　ベトナム戦争より米軍により使用が開始されたコルト社のＡＲ－１５（Ｍ１６）シリーズ。現在まで長きに渡り米軍の制式採用小銃の地位に君臨するこのアサルトライフルは、初期の頃より特殊作戦向けのショートモデルが同時に開発されてきている。
　モデル６０３（M16A1）をベースに短縮し１５インチバレルにした６０５、さらに短縮しスライド式ストックへと変更した６０７、ハイダー等を改良した６０９、６０９よりフォアードアシストノブを排除した６１０（XM177）、６１０がバレルの短さから曳光弾が機能しないため夜間戦闘用に延長（１１．５インチ）した６２９（XM177E2）、さらに６５１～６５４（ストック形状・フォアードアシストノブの有無による違い）など多くのバリエーションが開発された。
　Ｍ１６がＡ２に更新されてからもＡ２ベースの７２３・７２５・７２７と順調（？）に改良を加えられ、７２７に小改良を加えたモデル７７７をＸＭ４として選定、のちにＭ４カービンとして採用。さらに７７９をＭ４Ａ１カービンとして採用している（最終的には７７７、７７９のレシーバー上部をマウントレールにした９７７及び９７９が採用されている）。
　長年改良が加えられ続けたＭ１６系ショートモデルはＭ４Ａ１で一つの頂点に到達したのだが、その後も更なるショートモデルの開発は続きＭ４カービンのショートモデル、Ｍ４コマンドーとして米シールズやスワットなど多方面で使用されている。ＣＱＢ-ＲはそれらＭ４コマンドーの１丁であり、現在多くの注目を集めている。





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