2011年11月25日
ガサラキ
このキャンペーン、まだ終わって無いですよね?
こちらはバンダイの「ガサラキ」と言うアニメに登場したロボット(タクティカルアーマー=TA)のプラモデル。
過去に販売されていたものを予約を募って再販しよう!と言うキャンペーンです。
この「ガサラキ」。
リアルロボットアニメと言われるカテゴリーでも最もリアルと言われ今でもミリタリーロボットアニメとして高い人気を誇る名作「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔監督が手がけた全25話のテレビアニメーション。ボトムズ同様かそれ以上に突っ込んだリアルなSF考証とミリタリー考証の世界に日本の平安辺りの伝奇的な世界観を持ち込んだ意欲作。
現代と過去の2つの時間で進むストーリーはなかなか難解なものがありました。
残念ながらこの作品、後半から最後がもの凄く駆け足になり結局いくつかの伏線などは回収されぬまま、最終回を迎えてしまい、今も不明な点などがいろいろありました。
また監督自身も後のインタビューなどで作品としては作りきれていないといった趣旨の発言をしています。
恐らく後半からの異常な「まくり」方を見る限り、当初と大きく予定がズレてしまったのでは?と思われます。
物語としては少々残念な展開になってしまった「ガサラキ」でしたが、作品の大きな魅力である「リアルなミリタリー的SF」と言う点は今も非常にコアなファンを持っています。
なんと言ってもポイントはこのTA、タクティカルアーマーと呼ばれる4.4mの人型ロボットを運用しているのが「自衛隊」だ、と言う点。
高橋監督作品らしく、極めてリアルに、実際に自衛隊がこのTAを運用した場合を魅せてくれます。
個人的にはこの部分をもっとクローズアップした、自衛隊とTAの活躍に絞ったお話と言うのを見てみたいと思います。戦闘用のTAを使っての災害救助を行う、なんてストーリーは実に自衛隊らしく興味深いと思いますが如何でしょう?
現在、再販リクエストは主役機「ライデン・アーマー」が4割ほど、後半の量産機「シンデン・アーマー」が3割強、敵役のメタルフェイク「イシュタル」が2割強と言ったところ。
是非、再販して欲しいところですね。