2011年08月14日
FBIのI-POHNEアプリケーション:面白情報
GIZMODOさんの「アメリカFBI初のiPhone アプリは子供の安全を守る親を支援するアプリ」と言う記事。
記事を読むとアプリは子供の写真を含めた基本情報を登録しておき、もし万が一が起きた場合にワンタッチ(アイフォンだとまさにワンタッチですね)で即座に通報できると言うもの。
子供の写真、身長や体格、体型、から髪型や髪の色や目の色、肌の色(向こうでは重要な要素です)と言ったものをすぐに送信できるようになっているんだろうと思われます。
子供が誘拐された、などと言った場合親はパニックになってしまいこういった基礎情報でさえ聞き出すのが非常に大変になってしまいます。
でも一刻を争う、と言うのはどんな犯罪でも同様なだけにFBIが必要とする情報を事前に準備しておいて貰う、と言うのは大きな意味を持つだろうと思われます。
日本でも昨今は幼女誘拐や殺害など悲惨な事件が起きていますが、より人口も多く、しかも多民族国家であるアメリカではより深刻な状況で、FBIが最大の力を注ぐと明言していることがこの「未成年者を狙った犯罪」です。
性犯罪を筆頭に様々な事件・事故に巻き込まれている子供たちを守る・救出することをどの案件よりも優先するとハッキリと表明していることがことの重大性・深刻性が伺えます。
でも、このアプリケーションは様々な方面で応用が出来そうですし、広く浸透させるのは非常に良いかと思います。
犯罪に限らず、例えば持病のある人ならアプリに身長・体重・性別と言ったことから病歴や持病に感するデータと通院歴を常に登録しておき、もし万が一の場合はアプリ起動=>救急に連絡と同時にそれらのデータが救急車に転送されるようになっていれば到着前からある程度の注意点などを割り出せるだろうと思います。
目の前で倒れられたら家族でもパニックになってしまうでしょうし、倒れる場所が知り合いの前ばかりとは限りません。その時にこんなアプリがあれば役立つだろうと思います。
他にも車やバイク、自転車などでの交通事故の際の通報用アプリなら自動的に契約している保険会社にも通報が行くとか。もちろんGPSの位置情報サービスが連動して素早く事故地点の確認も可能になるなど。
I-PHONEやアンドロイド系携帯は現在急激に浸透が進んでいるだけにこういった「イザというときに」と言うアプリを積極的に作って運用していくのは今後の社会のセキュリティなどの面で重要な意味を持ってくるかもしれませんね。
なんと言ってもシステム面で(個人情報の扱いなどの面で注意は必要ですが)それほど難しい技術を要求されないところは良いのではないでしょうか。
日本の警察・消防や医療関係など大いに注目すべきでは?と思います。