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　ジェリコ、デザートイーグル、ウージーと様々な名銃を世に送り出しているイスラエルの兵器コンツェルン IMI（Israel Military Industries）が2000年ごろから実用化しているブルパップ方式のアサルトライフル「AR21（Assault Rifle, for 21st century）」。
　通称「タボール」と呼ばれるイスラエル最新鋭のモデルです。
　タボールとはイスラエルの北部にある聖書に幾度も登場する「TAVOR山」を由来としています。
　TAVORとは変貌と言う意味だそうで、その名の通りこのモデルは上部に各種の光学サイトを搭載でき、下部にはグレネードランチャーなどの搭載も可能となっています（レール使用）。
　1998年の、イスラエル軍の次期主力トライアルに参加しましたが残念ながら落選（採用はコルトM4）、しかし優秀な性能から一部部隊などで見込まれ少数採用となっています。
　その先進的スタイルからアメリカでは民間向けのセミオートオンリーモデルが大型ライフルで有名なバレット社を通して販売され、他にもグァテマラ警察が正式採用、インドは特殊部隊用に採用し、昨年5月にはタイ　バンコクでの暴動では陸軍兵士の手にこのタボールが握られていたのが確認されています。また日本の海上保安庁　特殊警備隊（SST)でも性能試験が行われたと言われています。
　写真のCＴAR21はショートバレルのカービンコマンダーモデル。他に通常バレルサイズのTAR21、狙撃用バイポッドを搭載したSTAR21（シャープシューターモデル）や9mmコンバージョンキットを組み込んだSMGモデル MTAR21（Micro Tavor Assault Rifle）などのバリエーションが存在します。