2011年07月18日
リボルバーの話
リボルバーはロマン!でしょうか。それとも実用品!でしょうか。
そんな話が出てました。
リボルバーは構造が単純と言う点から
・耐久性が高い
・メンテナンスが簡単
・小型/軽量化しやすい
・同サイズならオートより高威力な弾を使うことも可能
・値段が安い
・ジャムが発生してもリカバリーが容易
(とりあえずもう一回引き金を引けば良い)
などのメリットがあります。
対してシンプルな分から
・弾数が少ない
・全弾基本ダブルアクション
(指でハンマーを起こせばシングルアクション)
・全弾撃ち尽くしてからのリロードがオートに比べ手間
・反動吸収などの機能は無い
などのデメリットもあります。
総じて良くも悪くもオートと比べ「単純」であると言う点が大きく際立ちます。
単純な分タフですが、単純な分複雑な事や繊細なことには向いていない、と。言い方は悪いですが要するに筋肉バカ系なんでしょうか。
日本では拳銃、と言うのはあくまで「フィクション」の中のことですが、銃社会アメリカなどではやはり「生活に密着した」部分と言うのがあります。
自己防衛(セルフディフェンス)は今でも強く重視している地域は多数有ります。
しかし現実に「銃を使うような事件」と言うのはそうそう多いわけでもなく、そうなってくると
・構造や使い方が難しく
・メンテナンスが煩雑
・素人には扱い辛い
オートマチックタイプはいくら性能が上がり、今ではジャムも殆ど起こさないと言ってもセルフディフェンス、ホームディフェンス向きでは無いと言うわけです。
自宅に居て襲われた、または帰りの夜道で襲われた、と言った場合に必要なのは「とりあえず撃てること」。そしてその数は1発2発でも充分、と言うことが多いそうです。
19世紀ごろに登場し、21世紀になっても使われ続けるリボルバー。
今後もまだまだ現役のようです。