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　アメリカの大手航空機会社「ボーイング」が開発中の無人偵察機「ファントム・レイ」のテストフライトが成功したそうです。CNNのニュース。
　現在、米軍は兵士を直接戦場に送るのを出来るだけ避け、無人のロボット兵器を積極的に導入する方向を考えている、と言うのは有名な話。確かに人間一人を立派な兵隊に育て上げるにはその生活から訓練・教育にさらには兵士自身への給料等考えるととてつもなく高価。軍隊で最も高額な装備は兵士そのもの、と言うのは比喩などではなく事実なわけです。
　そこでその「最高級品」の損耗を出来るだけ避けるには？となれば当然現地に派遣しないのが一番なわけで、そうなると現地に赴く代わりの何かが必要で、と言うわけで無人兵器、無人機の開発へと行くわけです。
　この機体「ファントム・レイ」も幅１５．２メートル、全長１０．９メートルの戦闘機サイズの無人機であらかじめプログラムされたコースを飛び偵察を行うそうです。
　もちろん基地に居るオペレーターがリアルタイムでチェック出来、何かがあった場合にもマウスのクリック一つですばやく新しい指令を送ることが可能なんだとか。最高速度は時速９６５キロ強、高度は４万フィートまで上れるそうです。
　戦闘機の損耗率は直接の戦闘よりも訓練時や偵察時に多い、と言うことですし無人機が導入されればそういった際の人的被害は最小に抑えられますし、一番難しい離着陸でもヒューマンエラーを排除できることで結果的には事故率を下げられるのかもしれませんね。

　ちなみに左の画像はもちろん単なる悪ノリの結果です。