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2011年04月19日

放射能汚染に蒸留

 今、世間の注目はやはりこの点でしょう。
 「水道水の放射能汚染」
 我々日本人は水と言えば水道の蛇口をひねればOK、飲料水でさえこの水で基本OK、と言う生活を長年続けてきました。実際今年で37になる私は生まれてからこっち、アウトドアでのキャンプなどを除き水を使うためにどこから汲んできて、なんてやったことはありません。私の親の世代でも井戸で水を汲んで・・・と言うのは小さいころにやった、と言うぐらいだと思います。
 昨年、一部の経済系ニュースでは「日本の水資源」なんて話も出ているぐらい、日本は世界でもトップクラスの水のキレイさを誇る国でした。
 それだけに今回の原発事故で水道水が一時的とは言え放射能汚染を受けた、と言うのは国民にとって衝撃であり、パニックが引き起こされました。
 正直、発表の仕方にも大きな問題があったと思います。情報をもっと多く出せばあそこまでの騒ぎは起きなかったのでは?と思います。

  「放射能で水が汚染された!」 と騒ぎになったとき、ほとんどの人が考えたのは「ではその汚染をどうすれば取り除けるのか?」でした。
 水の浄化方法として最も一般的なのはフィルターを通すことと「煮沸」です。煮沸は通常の病原体等に対しては絶大な効果を発揮しますし、他の物を消毒する方法としても古くからある、最も身近な方法です。
 ところがこの「煮沸」に対して「効果が無い」どころか「むしろ濃縮される恐れがあり逆効果」と言う結果が出てきました。
 放射能汚染の大元はヨウ素やセシウムと言うもの。これらの沸点はヨウ素で185度、セシウムは600度以上ととてもご家庭のおなべでどうこうできるレベルではありません。水の沸点は100度、つまりいくら煮沸しても汚染物質は鍋に残り水分ばかりが飛んでしまうということになるわけです(水が減っていくことで相対的にこれらの濃度が高まる、と言うわけです)。
 ご家庭で出来る、ほとんど唯一の方法として認識される消毒方法である「煮沸」が逆効果、と言われてさらにパニックに拍車がかかった、と言える状況になったわけです。

 しかし煮沸が駄目でも実はまだ方法がもう一つあります。それは同じく古くからある方法で「蒸留」と言うもの。蒸留酒など、言葉は知っていると言う方も多いかと思いますし、方法も小学校などで習ったかと思います。
 左図はこの蒸留の基本概念図。
 左の容器(フラスコ)内の水を温め、沸騰させ水を水蒸気へと変化させます(気化)。水蒸気は出口の管に集まって外へと出て行こうとします。この管に角度を付け、途中で冷やすと水蒸気は再び温度が下がって水へと変化(液化)します。この水を右の容器に集めれば蒸留水を得ることが可能、となるわけです。
 蒸留も100%放射能汚染を除去できるわけではありません。
 理論上は沸点がはるかに高い汚染物質と水を分離(蒸留による分離=分留)することは可能であり、汚染をゼロに出来るはず、となるのですが、残念ながら実質では蒸留で完全除去を行うことは出来ないようです。
 ただ、かなり汚染を軽減することは可能で一時的に必要な水を入手する手段としては大いに有効です。毎日の水を大量に入手するのは不可能でも、赤ちゃんのミルクや幼児の飲み水を確保する等の緊急手段として、十分に検討に値すると思われます。

 煮沸でとまらず、蒸留までの情報を発信したマスメディアは残念ながらありませんでした。そのため「水が手に入らない!」とパニックを拡大してしまう事態になってしまったと言えます。煮沸は駄目でも蒸留なら一定の効果は望める、と発表していればもう少し違っていたのでは?と思います。

 しかし一般のご家庭に図のようなフラスコやガラス管などがあるとは到底思えません。
 「では出来ないのか?」
 となればもちろんそんなことはありません。ちょっとした工夫で簡単に蒸留水を作ることが可能です。 用意するものは
・ヤカン
・ガラスや金属などの耐熱性のコップ
・水を溜める容器(皿)
 の3点。
 これにお湯を沸かすだけの熱量を得るための燃焼器具等があればOKです。

 3つはこのようにセットします。
 ヤカンの注ぎ口にコップを被せ、その下に皿を置く、たったこれだけ。
 ポイントはコップの下のふちが皿の内側になるように配置する、と言う点と、この配置が手を離しても安定すること。実際の作業では高熱の蒸気を使いますので手で押さえてるわけには行きません。ですので必要であれば針金などを利用して安定させるための足を作る必要があります。
 この装置を実際に使用する場合はヤカンの下で火を焚く、または(オススメはしませんが)電熱器などを使用する必要がありますのでそれらの分も考慮に入れておく必要があります。
 コップやお皿のサイズや形状、ヤカンのカタチなどでそれぞれ変化してきますので、色々試して見て下さい。

 装置ができたら(装置と言うほど大層なもんでもありませんが・・・)ヤカンに水を入れ火にかけます。水の量はヤカンの注ぎ口より下の分量で。注ぎ口のヤカン内の出口より水を多く入れてしまうとそこから水蒸気が出ず、上のふたからばかり出てしまうようになります。それでは意味がありません。
 また火の強さですが、「グラグラと煮立てる」強さですと汚染物が内部で飛散しまくり、あまり効果的ではありません。実は上で「理論上と違い、完全除去が難しい」と言うのはこの点で、どんなに丁寧にやってもどうしても若干は汚染物が水蒸気に含まれてしまいます。ただ、グラグラと煮立ててはそれが派手に飛び散っちゃいますので。基本は沸騰、というより湯気が欲しいわけですから、出来るだけ弱く、ゆっくりと沸騰してもらうようにします。
 注ぎ口から出た湯気は被せたコップ内に集まります。もちろん密閉してませんからある程度漏ってしまいますが大部分はコップ内に張り付きます。そうすると冷やされて湯気は再び水になり、一定量を超えると内壁を伝って垂れていきます。この伝ってくる水、要するに結露した水を集め下の皿に溜める、と言うわけです。
 この方法ですとかなり時間は掛かりますが蒸留された、汚染率を大きく低下させた水を入手可能となります。
 金属容器などを工作してより効率よく水を集められる装置を作ればより効率的です。概念さえわかってしまえば色々アイディアは出てくるだろうと思います。

 この手段で手に入れた水を活性炭を利用した浄水ポット等を通して浄水してやればより効果的(活性炭は汚染物質を吸着してくれます)。
 ここまでやれば手間と時間はかかりますが、乳幼児にも十分使用可能な水が入手可能、とのことです。
 また蒸留は雨水などの飲用に適さない水でも飲用可能にすることが出来ます。サバイバルの技術としては最も基本的なものだけに覚えておいて損はないかと思います。この方法の最も重要なポイントは「蒸気を集めて水を得る」と言う点。装置が無くても最悪(時間はかなり掛かりますが)太陽光でも可能である、と言うことを覚えておくと尚良いかと思います。


タグ :ムダ話

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