2011年01月24日
バレルクリーニング
皆さん!バレルのクリーニング、やってますか?
バレルクリーニングは全てのメンテナンスの基本。でもこの基本を守るだけでエアガンの故障率を大きく下げ、性能も高い状態で維持できる、非常に重要な事なんです。
今回はこの重要なバレルクリーニングに関してです。
バレル内に着く汚れ
バレルクリーニング、とはもちろんバレル内の汚れを除去する掃除のこと。
じゃあ、具体的にバレル内にどんな汚れがつくのか、と言う話ですが、まず最初に来るのが銃本体機関部からの油です。電動ガンならメカボックス内部の各種グリス、ガスガンなら気密をとるためのオイル類、エアガンもシリンダー内部のグリスがどうしても吐出されるエアやガスに乗って少量ずつ(時にはまとまってドバっと行く時も)チャンバー・バレル内部へと吐き出されます。
グリスやオイルはすぐに弾道を乱す、と言うほど酷いものではないのですが、実はこれらのオイル/グリス類は汚れを付着しやすくしてしまう、と言う問題が有ります。例えば鏡に一滴、シリコンメンテナンススプレーを垂らして数日放置してみると表面に大量の埃などの汚れが付着します。これと同じことがバレル内に起こるわけです。
付着する汚れは室内などでの汚れのほかに屋外での土埃・砂埃の類。特に砂系は非常に硬く、大きさも少々大きめな事が多く、コレを付着したままにしておくとバレル内に傷などを着ける恐れが有ります。
もちろんオイルやグリス類も大きく悪影響では無い、と言っても良いわけでも無く、付いてるのはマイナスになります。また実際には電動ガンなどの場合はスラッジと呼ばれるドライブ時に出るギアの削りカスなどが混入している事が多く、これもバレル内のコンディションを悪化させる要因になります。
これらの汚れが付着することで具体的にどんな問題が発生するのでしょう。
バレル内の汚れによる問題
バレル内の汚れは当然、弾道の乱れに繋がります。
弾道が乱れる、と言うことはすなわち命中精度が低下する、と言うことです。
何故そうなるのか、は諸説色々あるのですが、一つにはバレル内部の汚れが内部を通過するBB弾にランダムなブレーキを掛けたりすることになるため初速の安定に悪影響を与えることでしょう。また発射時のHOP回転の具合や銃口から離れる時の場所がよりランダム化するなど、どちらにしても良い影響を与えません。
さらに電動ガンの場合は内部が汚れてバレル内径が(擬似的に)狭くなてしまうことで弾の通りが悪くなります。
こうなるとBB弾が「詰まり気味」となり、ギアクラッシュなどの重大なトラブルの原因になることが多々有ります。
ガスガンの場合もパッキン類に多大なストレスが発生し、寿命を縮めたりします。エアガンも同様です。
破損のリスクに性能の低下、とただバレルを掃除しないだけでコレだけのリスクを背負う事になるわけです。
バレルクリーニングの基本
上記の様なリスクを回避する為、何より高い命中精度を維持する為にもクリーニングは必須と言えます。
まず、クリーニングの周期、頻度ですが、サバイバルゲームを月に1回程度やる、というので有ればそのゲームが終わった日の夜、と言うのがオススメです。
汚れの中には水分を含むものもある場合があり、長期間放置すると内部で錆などを発生させるおそれがありますからゲーム後が良い、と言う訳です。
普通のバレルクリーニングであれば分解などは特に必要有りません。
本体付属のクリーニングロッドや市販のものにティッシュなどを取り付け乾拭きを行います。
ティッシュは1枚丸々使うのではなく、1~2cm幅ぐらいに細く裂き、ロッド先端にクルクルっと巻いて使いいます。
電動の場合はバッテリーとマガジンを、ガスガンの場合はガスとマガジンを抜いて、エアガンの場合はコッキングしてない状態でマガジンを抜いて、絶対に弾が出ない状態にしてから銃口からロッドを差し込みます。もちろん、ロッド先端のティッシュが着いている方からです。
ティッシュが多すぎてキツイ場合などは少し間引いて。イメージとしてはスッスッとスムーズに入るけど手を放してた奥にストンと落ちたりはしないぐらいのテンション。これで一番奥まで入れて行きます。
奥に行き着いたら(軽くコツンとぶつかる程度)、ゆっくりと今度は引き抜きます。スーっと抜いてください。
抜いたらティッシュを確認します。汚れが着いていたら新しいティッシュに交換し、また同じ様にします。
これを繰り返し、最終的にティッシュに汚れがつかず、キレイなままで出てくるようになったら完了です。
クリーニング液の使用
アルコール系などのクリーニング液がショップなどでも売っていますが、これは必ずしも使う必要は有りません。
毎回使っても良いのですが、基本は上記の通り乾拭きでOK。クリーニング液は汚れが酷い場合などに使う、としても良いでしょう。
またチャンバーも一緒にクリーニングしたい場合は重宝します。
簡易クリーニングの場合は模型用の毛がほつれてこない綿棒などが最適ですが、この綿棒に液をしみこませ、チャンバー内をあまり力を入れずにクリクリっと掃除してやると汚れが良く取れます。
バレル・チャンバーを取り出してのフルメンテの場合はチャンバーは小さな容器などに入れて漬け置きしてから同じく綿棒などで掃除してやると良いでしょう。
バレルの方はまず、クリーニング液をしみこませたティッシュを使って基本どおりにメンテします。汚れが着いて来たらティッシュを新しくするのは同様。液が勿体無いからとそのままやらない様に注意して下さい。
これはもし万が一、付着した汚れの中に何か硬いもの(石など)が混じっていた場合にそれをバレル内に通せばバレル内部に傷をつける恐れが有りますから、それを避けるためです。
何回か交換しながらクリーニングを行い、汚れが着かなくなったらティッシュを交換し乾拭きを行います。
この乾拭きは内部にアルコールが乾燥した際に残る曇り汚れを取る、と言う事です。あまり神経質になる必要もありませんが、出来るだけやった方が良いでしょう。
バレル内部の傷
上で少し触れましたが、バレル内部へ傷をつけるのは出来るだけ避けたいところです。
何故なら、バレル内部に傷がつくとその部分に汚れが付着しやすくなりますし、腐食もおきやすくなります。そして折角クリーニングしても傷のせいでバレル内の均一が崩れ、悪影響が出る恐れがあるからです。
通常、余程バリのあるBB弾などを使うでもしない限りバレル内部に傷がつくことはありません。ではどうやって傷がつくのか、と言うとほとんどの場合クリーニング時のミスにより付いてしまっています。
大きく別けて傷をつける要因は二つ。
一つは無理な力でバレル内部を突付いて傷をつけてしまう場合。これは上の基本の様に力を入れず、スッスッとスムーズにやるように心がければ避けられます。
もう一つは液のところで触れた通り、小石などの硬い物があるのにそのまま前後させる事から。これを避けるには細かにティッシュを交換することと、クリーニングロッドを前後にゴシゴシ動かさないこと。
映画やアニメの影響なのか、良くクリーニングロッドを銃口から突っ込んでゴシゴシと前後させる人がいますが、あれはもし小石などが挟まっていればバレル内部が傷だらけになってしまいます。絶対にやらないようにしましょう。
クリーニングの基本奥まで真っ直ぐ入れて、そのまま真っ直ぐ抜いてのワンストローク。ワンストロークごとに銃口から抜いて汚れを確認します。これで傷をつける危険性を出来るだけ低下させるわけです。
皆さんもバレルのクリーニング、しっかりとやってあげて命中精度の維持と破損の回避に努めてあげてください。
時々、物凄いお金を掛けてカスタムしたのにメンテナンスをせず、折角の高性能を全てムダにしてしまっている方がいます。
人の勝手、と言えばその通りですが、勿体無いですし、是非、一度メンテナンスしてあげてください。
また「最近命中精度が悪い・・・」と言う方、とりあえずまずはクリーニングです。
上記の通り、基本の頻度は1ヶ月に1回で充分(あまりやりすぎるのも良く有りません)ですが、稀に何かの理由で汚れが多く付着していることも有ります。また埃などを吸い込んでしまい、内部に詰まっている恐れも有ります。これらを確認しつつ、除去するのはあれこれ考えるより、クリーニングしてしまう方が手っ取り早いです。
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バレルクリーニングは全てのメンテナンスの基本。でもこの基本を守るだけでエアガンの故障率を大きく下げ、性能も高い状態で維持できる、非常に重要な事なんです。
今回はこの重要なバレルクリーニングに関してです。
バレル内に着く汚れ
バレルクリーニング、とはもちろんバレル内の汚れを除去する掃除のこと。
じゃあ、具体的にバレル内にどんな汚れがつくのか、と言う話ですが、まず最初に来るのが銃本体機関部からの油です。電動ガンならメカボックス内部の各種グリス、ガスガンなら気密をとるためのオイル類、エアガンもシリンダー内部のグリスがどうしても吐出されるエアやガスに乗って少量ずつ(時にはまとまってドバっと行く時も)チャンバー・バレル内部へと吐き出されます。
グリスやオイルはすぐに弾道を乱す、と言うほど酷いものではないのですが、実はこれらのオイル/グリス類は汚れを付着しやすくしてしまう、と言う問題が有ります。例えば鏡に一滴、シリコンメンテナンススプレーを垂らして数日放置してみると表面に大量の埃などの汚れが付着します。これと同じことがバレル内に起こるわけです。
付着する汚れは室内などでの汚れのほかに屋外での土埃・砂埃の類。特に砂系は非常に硬く、大きさも少々大きめな事が多く、コレを付着したままにしておくとバレル内に傷などを着ける恐れが有ります。
もちろんオイルやグリス類も大きく悪影響では無い、と言っても良いわけでも無く、付いてるのはマイナスになります。また実際には電動ガンなどの場合はスラッジと呼ばれるドライブ時に出るギアの削りカスなどが混入している事が多く、これもバレル内のコンディションを悪化させる要因になります。
これらの汚れが付着することで具体的にどんな問題が発生するのでしょう。
バレル内の汚れによる問題
バレル内の汚れは当然、弾道の乱れに繋がります。
弾道が乱れる、と言うことはすなわち命中精度が低下する、と言うことです。
何故そうなるのか、は諸説色々あるのですが、一つにはバレル内部の汚れが内部を通過するBB弾にランダムなブレーキを掛けたりすることになるため初速の安定に悪影響を与えることでしょう。また発射時のHOP回転の具合や銃口から離れる時の場所がよりランダム化するなど、どちらにしても良い影響を与えません。
さらに電動ガンの場合は内部が汚れてバレル内径が(擬似的に)狭くなてしまうことで弾の通りが悪くなります。
こうなるとBB弾が「詰まり気味」となり、ギアクラッシュなどの重大なトラブルの原因になることが多々有ります。
ガスガンの場合もパッキン類に多大なストレスが発生し、寿命を縮めたりします。エアガンも同様です。
破損のリスクに性能の低下、とただバレルを掃除しないだけでコレだけのリスクを背負う事になるわけです。
バレルクリーニングの基本
上記の様なリスクを回避する為、何より高い命中精度を維持する為にもクリーニングは必須と言えます。
まず、クリーニングの周期、頻度ですが、サバイバルゲームを月に1回程度やる、というので有ればそのゲームが終わった日の夜、と言うのがオススメです。
汚れの中には水分を含むものもある場合があり、長期間放置すると内部で錆などを発生させるおそれがありますからゲーム後が良い、と言う訳です。
普通のバレルクリーニングであれば分解などは特に必要有りません。
本体付属のクリーニングロッドや市販のものにティッシュなどを取り付け乾拭きを行います。
ティッシュは1枚丸々使うのではなく、1~2cm幅ぐらいに細く裂き、ロッド先端にクルクルっと巻いて使いいます。
電動の場合はバッテリーとマガジンを、ガスガンの場合はガスとマガジンを抜いて、エアガンの場合はコッキングしてない状態でマガジンを抜いて、絶対に弾が出ない状態にしてから銃口からロッドを差し込みます。もちろん、ロッド先端のティッシュが着いている方からです。
ティッシュが多すぎてキツイ場合などは少し間引いて。イメージとしてはスッスッとスムーズに入るけど手を放してた奥にストンと落ちたりはしないぐらいのテンション。これで一番奥まで入れて行きます。
奥に行き着いたら(軽くコツンとぶつかる程度)、ゆっくりと今度は引き抜きます。スーっと抜いてください。
抜いたらティッシュを確認します。汚れが着いていたら新しいティッシュに交換し、また同じ様にします。
これを繰り返し、最終的にティッシュに汚れがつかず、キレイなままで出てくるようになったら完了です。
クリーニング液の使用
アルコール系などのクリーニング液がショップなどでも売っていますが、これは必ずしも使う必要は有りません。
毎回使っても良いのですが、基本は上記の通り乾拭きでOK。クリーニング液は汚れが酷い場合などに使う、としても良いでしょう。
またチャンバーも一緒にクリーニングしたい場合は重宝します。
簡易クリーニングの場合は模型用の毛がほつれてこない綿棒などが最適ですが、この綿棒に液をしみこませ、チャンバー内をあまり力を入れずにクリクリっと掃除してやると汚れが良く取れます。
バレル・チャンバーを取り出してのフルメンテの場合はチャンバーは小さな容器などに入れて漬け置きしてから同じく綿棒などで掃除してやると良いでしょう。
バレルの方はまず、クリーニング液をしみこませたティッシュを使って基本どおりにメンテします。汚れが着いて来たらティッシュを新しくするのは同様。液が勿体無いからとそのままやらない様に注意して下さい。
これはもし万が一、付着した汚れの中に何か硬いもの(石など)が混じっていた場合にそれをバレル内に通せばバレル内部に傷をつける恐れが有りますから、それを避けるためです。
何回か交換しながらクリーニングを行い、汚れが着かなくなったらティッシュを交換し乾拭きを行います。
この乾拭きは内部にアルコールが乾燥した際に残る曇り汚れを取る、と言う事です。あまり神経質になる必要もありませんが、出来るだけやった方が良いでしょう。
バレル内部の傷
上で少し触れましたが、バレル内部へ傷をつけるのは出来るだけ避けたいところです。
何故なら、バレル内部に傷がつくとその部分に汚れが付着しやすくなりますし、腐食もおきやすくなります。そして折角クリーニングしても傷のせいでバレル内の均一が崩れ、悪影響が出る恐れがあるからです。
通常、余程バリのあるBB弾などを使うでもしない限りバレル内部に傷がつくことはありません。ではどうやって傷がつくのか、と言うとほとんどの場合クリーニング時のミスにより付いてしまっています。
大きく別けて傷をつける要因は二つ。
一つは無理な力でバレル内部を突付いて傷をつけてしまう場合。これは上の基本の様に力を入れず、スッスッとスムーズにやるように心がければ避けられます。
もう一つは液のところで触れた通り、小石などの硬い物があるのにそのまま前後させる事から。これを避けるには細かにティッシュを交換することと、クリーニングロッドを前後にゴシゴシ動かさないこと。
映画やアニメの影響なのか、良くクリーニングロッドを銃口から突っ込んでゴシゴシと前後させる人がいますが、あれはもし小石などが挟まっていればバレル内部が傷だらけになってしまいます。絶対にやらないようにしましょう。
クリーニングの基本奥まで真っ直ぐ入れて、そのまま真っ直ぐ抜いてのワンストローク。ワンストロークごとに銃口から抜いて汚れを確認します。これで傷をつける危険性を出来るだけ低下させるわけです。
皆さんもバレルのクリーニング、しっかりとやってあげて命中精度の維持と破損の回避に努めてあげてください。
時々、物凄いお金を掛けてカスタムしたのにメンテナンスをせず、折角の高性能を全てムダにしてしまっている方がいます。
人の勝手、と言えばその通りですが、勿体無いですし、是非、一度メンテナンスしてあげてください。
また「最近命中精度が悪い・・・」と言う方、とりあえずまずはクリーニングです。
上記の通り、基本の頻度は1ヶ月に1回で充分(あまりやりすぎるのも良く有りません)ですが、稀に何かの理由で汚れが多く付着していることも有ります。また埃などを吸い込んでしまい、内部に詰まっている恐れも有ります。これらを確認しつつ、除去するのはあれこれ考えるより、クリーニングしてしまう方が手っ取り早いです。
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