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2011年01月09日

ウルフパック戦術

ウルフパック戦術 地上最強の生物、と言うとトラやゾウ、クマなどの名が挙がってくるでしょう(勇次郎は置いときましょう)。
 現実的にはこれらの動物が戦う様なことは無いですし、得意とするフィールドが違ったり、状況によって幾らでも結果は変わってしまうでしょうからあまり意味は無いでしょう(個人的には結局体重が重い動物の方が有利と見ていますが)。
 これら、単独で最強クラスの戦闘力を持つ動物との対比で時たま名が挙がるのがオオカミ。
 オオカミは単体ではそれほど高い戦闘力は持っていません(あくまで自然界においてですが)。
 最強候補の一つ、トラの最大種シベリアタイガーは全長270cm・体重300kgオーバーまで大きくなる個体もいるのに対し、オオカミは記録上最大種のハイイロオオカミが全長240cm・体重100kgオーバー程度まで。体長で30cmも小さく、かつ体重に至っては1/3程度となります。
 またトラの前爪の一撃は人間の頭を一撃粉砕するほどの威力とサイズが有りますが、オオカミのそれにそこまでの威力はありません。
 恐らく一対一で対決させたらトラの圧勝となるでしょう。
 ところがもし、自然界で実際にトラとオオカミが遭遇するようなことがあったとして、その時もやっぱりトラの圧勝が揺るがないか、となると今度は少し微妙になります。
 普通はお互いに襲うような事はしないだろうと思いますが、もしなんらかの理由で戦闘となった場合、その戦術にあまりにも差があるのです。そしてこの戦術の差が時として対比される理由なのです。

ウルフパック戦術トラの戦術
 トラの基本戦術はアンブッシュ(待ち伏せ)とストーキング(隠密移動)を組み合わせ標的まで近づき、射程範囲に入った瞬間に必殺の前爪での一撃、その後の牙によるトドメ、と言うコンビネーションアタックです。
 トラのサイズ、ネコと比べても比率的に大きい前爪を振り下ろす一撃は獲物の頭蓋を一撃で砕くだけの破壊力を持っています。
 サバイバルゲーム的にはモスカート等の広範囲、一撃必殺型の攻撃と言えます。使うのにアンブッシュや隠密移動が有効な辺りも良く似ていると言えます。モスカートの後にフルオートで掃射も加えれば完璧でしょう。

ウルフパック戦術オオカミの戦術
 トラの一撃必殺・単独戦術に対し、オオカミの戦術は全くの逆になります。
 まず、オオカミは単独での狩りと言うものを原則行いません。彼らは血縁による一族での”群れ”を構成し、その群れでの狩りを行います。
 このオオカミの群れを「ウルフパック」と呼びます。パックは最小単位の2から最大20数匹程度まで。
 彼らの最高速度は時速で70km程度でこの速度で20分程度は走れるそうですが、この速度を30km程度まで落すと一晩中でも走り続けることが可能になります(狩りは基本、夜行われます)。
 この圧倒的持久力こそが彼らオオカミの最大の武器に成ります。
 どんな大きな標的でも常に群れで包囲し、付かず離れずトラッキング(追跡)し続けます。
 標的は基本、弱っているものや傷を負っているものを選びますが、そうで無い場合は牽制に徹して徐々に体力・精神力を削いで行き、弱ったところで一斉に襲い掛かり息の根を止めます。
 オオカミの戦術は常に相手よりも数的有利を構築し、標的を包囲し殲滅して行く、非常に高度なものとなっています。
 実に高度ですが内容的にはシンプルで幾つかの注意点さえ守ればすぐにもサバイバルゲームに導入が可能そうです。

オオカミの戦術の導入
 まず大原則は標的を包囲出来るだけの人数、群れを組むこと。常にこの群れで行動することを意識し、単独での突出は避ける事をお互いに確認し合います。人数的には5~6人ぐらいが最初は適当でしょうか。
ウルフパック戦術 群れ=チームを組んだらリーダーを選出します。
 リーダーは適任者を選んで以後固定でも良いですし、皆でゲーム毎で持ち回りにしてみても良いでしょう。
 リーダーの役割は群れ全体の行動の決定です。
 最初から複雑な指揮系統を構築するのは無理ですし、サバイバルゲームではそこまで複雑な指揮を必要としません。
 前進(進攻)・後退(撤退)・攻撃開始・攻撃中止程度の合図を決めておけば良いでしょう。
 他のメンバーはリーダーの指示に常に従う事を約束します。
 戦術の基本は包囲しての攻撃ですから、標的を見つけたら包囲する事を考えます。標的の左右を包み込むように一定間隔で拡がります。包囲したら一定の間隔で相手に牽制を主体として攻撃を続けます。セミかバーストなどで常に相手にプレッシャーを与え続けます(バリゲードに隠れているならそのバリに撃ち込み続けるとか)。
 攻撃を受け続ける相手はドンドン追い込まれ最終的には無理に逃走しようとするか、反撃を試みるでしょう。
 しかしどちらの場合もそれを予測していれば対処は難しくは有りません。
 この戦術の要はこの「相手を追い込み、こちらは余裕を持って」にあります。
 数の有利、包囲している有利を活かして相手を追い込み、焦りを誘い余裕を奪います。そうなればなるほど人間は単純な行動になりやすく、結局は無理に動くか全く動かなくなるかのどちらかになります。
 もちろんその状況を作るには効果的な牽制の掛け方などを色々と検討する必要がありますが、出来る様になれば相手が動くタイミングや逆にコチラが動いて仕留めるタイミングも見えてきます。
 注意点は最初の段階で相手が既に複数で展開しておりこちらが包囲するのが難しい場合や、相手の方が人数的に多いなどの状況で無理に仕掛けない事。
 ともかくこちらは常に「余裕を持って」対処が可能で、無理は相手がするものと言う状況でなければ速やかに後退して次の機会を待つと言う選択も考えなくてはいけません。
 相手が複数でも一つのバリゲードに一緒に隠れている場合等は対処しやすいでしょう。またもう一人居てもとりあえずコチラの一人で完全に足止め可能などの場合もその一人で足止めしつつ、最初の標的を対処し、その後にもう一人を・・・と出来ればそれでもOK。この辺りはチームとしての連度などがモノを言うところです。リーダーはこういった点を素早く判断する必要があります。

最後に
 今回はちょっと変わったところからゲーム戦術を考える、と言うものをやってみました。
 割と定番な「オオカミの狩り」を題材にしてみましたが、如何だったでしょう。
 もちろん、これはたった一つの例でしか有りません。これを足がかりにさらに拡げてみても良いですし、全く別なスタイルを構築するのも手です。
 オオカミに限らず、今回は割とスルーしてしまったトラのスタイルも良く調べてみれば戦術や戦闘スタイルのアイディアの宝庫です。
 自然界、野生動物の生存戦術や狩りの手法は古来より多くの武人が採り入れています。皆さんも是非、TVなどでそう言った野生動物などの放送を見たときに頭の隅っこででも「あ、あれサバゲで使えそう・・・」と言った意識を少し持ってみると色々なアイディアが思いつくかも知れません。
 そう言ったアイディアを仲間同士で話し合って作戦やゲームスタイルに反映させられたらさらに楽しくなると思います。




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