2010年12月28日
今、もう一度スポットを=89式小銃=
今回は発売当時多いに話題を呼んだ東京マルイ 89式小銃。
ご存知わが国、日本の国土防衛を担う「自衛隊」で使われている国産小銃です。
豊和89式小銃
89式小銃は日本が国産で作る数少ない銃器の一つ。メーカーは豊和重工となります。
豊和はその前の64式小銃も製作しているメーカー。ただ、日本国内では他に競合するメーカーも無いため金額は64式、89式ともに世界でも群を抜く高額なモデルとなっています。
89式は俗に言う「戦争を経験していない銃」であるため長らく世界の小銃の中でも下位にランキングされていました。
実際、あまりに現実を知らな過ぎるセレクターの配置やリアサイトの構造などと言われ、日本のガンファンの間でも一部を除き非常に評価は低いものがありました。
しかし、近年のソマリア派遣(派兵では無い)などにより世界の多くの軍との共同展開などの経験も経て評価にもかなり大きな変化が生まれています。
セレクターは現地用に左右両側に追加され、非常に実践的になりましたし、命中精度の高さも大いに評価されました。また日本人の体格に併せたサイズは扱いやすく軽量であることからも世界的に好評であり、以前の評価を不当であるとする程度には信頼されるようになりました。
現在は89式をベースとして折曲銃床モデルや短小モデル、分隊支援型などがバリエーションとして開発されており、さらには先進軽量化小銃と言う現在防衛省が「先進装具システム技術の研究」という新技術を積極的に取り入れた新しい自衛隊の姿を構築する研究の一環としても供されています。一部では「ガンダム」とも言われたコンピュータ技術を積極的に取り入れたこの研究では人と銃との間をより密接にリンクするような様々な新技術が模索されています。
89式は冷戦末期に生まれたモデルですが、これからもまだ暫くは日本の防衛の要を担う事になりそうです。
89式小銃電動ガンと閉所戦闘訓練用教材
東京マルイの電動ガン 89式小銃は発売時にまさに鳴り物入り、と言う感じでした。
防衛省よりの依頼により自衛隊員の訓練用「閉所戦闘訓練用教材」として各種のデータの提供を受けた本モデルはまさに究極の出来栄えを持つ89式トイガンと言っても過言では無いつくりです。
市販のものと「閉所戦闘訓練用教材」では構造や材質に差がありイコールではありませんが、市販モデルも実際の訓練用として作られたものの延長上にあるおかげで従来のモデルを大きく超える高い剛性を備えた超実戦向けとなりました。
この剛性の高さは特筆に価し、本モデルの高い命中精度を実現しています。
同時に発売されたマウントベース、左面セレクターオプションなどもありゲームでの使用には不足なく対応できます。
実銃同様のアクションにより着脱も可能なバイポッドは使用すれば簡易狙撃モデルとしても活躍できますし、取り外して軽量化すれば他のアサルトライフルとも互角以上の戦闘力を充分に発揮できるなど、「汎用モデル」としての性能を備えた実に優秀なモデルです。
固定ストックモデルは多くの場合に日本人より大柄な欧米の人々に合わせているため構えるとどうしても大きく使い辛さを感じる事がありますが、この点も日本人の為のモデルだけあってピッタリ、シックリ来る感じは実に嬉しいところです。
マガジンは専用のものとスタンダードのM16シリーズ用のものの両方が使用可能となっています。もともと89式は米軍との協調での作戦展開を意識しているだけにマガジンの互換性を持たせてあるのですが、その部分を再現しているわけです。
全体に実に優秀なモデル、と言えるのですが、それだけに惜しいと感じさせる点も幾つか無いわけではありません。
まず、やはり非常に気になるのがセレクター。トイガンユーザーは多くの場合、やはり左側にセレクターがあるモデルで慣れているだけに使い辛さを感じます。もちろん派遣仕様の左面セレクターを別途購入して装着すれば良いのですが、この部分はむしろオプション扱いでは無く、同梱でもよかったのでは?と思う部分。
また折角固定ストック仕様なのにバッテリーがハンドガード内部に収納のスティックバッテリー仕様な点も残念と言えば残念。やはりラージ仕様として欲しかった部分ではあります。まあ、そのせいでデフォルメされるのであればそれは嫌、と言うユーザーも多く居るでしょうから一概には言えませんが。
そして最大の特徴であるバースト射撃に関して。
この89式はメカボックスはVer8となってますが、内容的には2とほぼ同様。ただギアによるバースト、機械式バーストを実現しており、その点で8のナンバーとなっています。
以前のSG550・551の電気式バーストと違い電気ロスを気にする事無く使えるなど実に優れたシステムですが、やはりバーストでの射撃と言うのは非常にシビアな様で、ギア・モーターに関してはバースト用の特殊仕様となっています。
このため各種のカスタムに関して大きく制限が加わっています。特にサイクル系のカスタムを施した場合、バーストが完全に狂ってしまうことが殆どで、電装系カスタムの一つ、FET組み込みでさえバーストが3では無く5になったり、フルオート化したりします。
このためカスタムを考えるとなるとバーストは諦める必要が出てきてしまいます。
ただ、この辺りは割り切ってしまうのもアリかと思います。
以前、とある自衛官だと言う方に聞いた話によると派遣先では一部でバーストを殺す(フルオート化する)カスタムを施して使用していた、とのこと。この方は実際に本物の自衛官なのか、また本当にそんな加工が簡単にできるのか(その方いわくは中の部品をちょっと外せば可能とのこと)、私には確かめる術はありませんでしたが、現地仕様と言うことで有りそうな話です。
また昨今話題にもなった特殊作戦群などであればバーストの必要性は低く、実質使用はセミとフルのみでバーストは使わない可能性は高いだろう事を考えるとあながち眉唾な話、と言うことも無いのだろうと思われます。
そう考えればあえてバーストを無視した「特殊作戦群仕様」モデル、などとしたカスタムもアリでは無いかと思います。
どちらにしても全電動ガン中でも間違いなくトップクラスの性能を持つ89式小銃、オススメだと言えます。
東京マルイ
89式小銃
販売価格: 34,398 円 327ポイント
詳しくは詳細ページへ。写真をクリックして頂くとジャンプします。
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ご存知わが国、日本の国土防衛を担う「自衛隊」で使われている国産小銃です。
豊和89式小銃
89式小銃は日本が国産で作る数少ない銃器の一つ。メーカーは豊和重工となります。
豊和はその前の64式小銃も製作しているメーカー。ただ、日本国内では他に競合するメーカーも無いため金額は64式、89式ともに世界でも群を抜く高額なモデルとなっています。
89式は俗に言う「戦争を経験していない銃」であるため長らく世界の小銃の中でも下位にランキングされていました。
実際、あまりに現実を知らな過ぎるセレクターの配置やリアサイトの構造などと言われ、日本のガンファンの間でも一部を除き非常に評価は低いものがありました。
しかし、近年のソマリア派遣(派兵では無い)などにより世界の多くの軍との共同展開などの経験も経て評価にもかなり大きな変化が生まれています。
セレクターは現地用に左右両側に追加され、非常に実践的になりましたし、命中精度の高さも大いに評価されました。また日本人の体格に併せたサイズは扱いやすく軽量であることからも世界的に好評であり、以前の評価を不当であるとする程度には信頼されるようになりました。
現在は89式をベースとして折曲銃床モデルや短小モデル、分隊支援型などがバリエーションとして開発されており、さらには先進軽量化小銃と言う現在防衛省が「先進装具システム技術の研究」という新技術を積極的に取り入れた新しい自衛隊の姿を構築する研究の一環としても供されています。一部では「ガンダム」とも言われたコンピュータ技術を積極的に取り入れたこの研究では人と銃との間をより密接にリンクするような様々な新技術が模索されています。
89式は冷戦末期に生まれたモデルですが、これからもまだ暫くは日本の防衛の要を担う事になりそうです。
89式小銃電動ガンと閉所戦闘訓練用教材
東京マルイの電動ガン 89式小銃は発売時にまさに鳴り物入り、と言う感じでした。
防衛省よりの依頼により自衛隊員の訓練用「閉所戦闘訓練用教材」として各種のデータの提供を受けた本モデルはまさに究極の出来栄えを持つ89式トイガンと言っても過言では無いつくりです。
市販のものと「閉所戦闘訓練用教材」では構造や材質に差がありイコールではありませんが、市販モデルも実際の訓練用として作られたものの延長上にあるおかげで従来のモデルを大きく超える高い剛性を備えた超実戦向けとなりました。
この剛性の高さは特筆に価し、本モデルの高い命中精度を実現しています。
同時に発売されたマウントベース、左面セレクターオプションなどもありゲームでの使用には不足なく対応できます。
実銃同様のアクションにより着脱も可能なバイポッドは使用すれば簡易狙撃モデルとしても活躍できますし、取り外して軽量化すれば他のアサルトライフルとも互角以上の戦闘力を充分に発揮できるなど、「汎用モデル」としての性能を備えた実に優秀なモデルです。
固定ストックモデルは多くの場合に日本人より大柄な欧米の人々に合わせているため構えるとどうしても大きく使い辛さを感じる事がありますが、この点も日本人の為のモデルだけあってピッタリ、シックリ来る感じは実に嬉しいところです。
マガジンは専用のものとスタンダードのM16シリーズ用のものの両方が使用可能となっています。もともと89式は米軍との協調での作戦展開を意識しているだけにマガジンの互換性を持たせてあるのですが、その部分を再現しているわけです。
全体に実に優秀なモデル、と言えるのですが、それだけに惜しいと感じさせる点も幾つか無いわけではありません。
まず、やはり非常に気になるのがセレクター。トイガンユーザーは多くの場合、やはり左側にセレクターがあるモデルで慣れているだけに使い辛さを感じます。もちろん派遣仕様の左面セレクターを別途購入して装着すれば良いのですが、この部分はむしろオプション扱いでは無く、同梱でもよかったのでは?と思う部分。
また折角固定ストック仕様なのにバッテリーがハンドガード内部に収納のスティックバッテリー仕様な点も残念と言えば残念。やはりラージ仕様として欲しかった部分ではあります。まあ、そのせいでデフォルメされるのであればそれは嫌、と言うユーザーも多く居るでしょうから一概には言えませんが。
そして最大の特徴であるバースト射撃に関して。
この89式はメカボックスはVer8となってますが、内容的には2とほぼ同様。ただギアによるバースト、機械式バーストを実現しており、その点で8のナンバーとなっています。
以前のSG550・551の電気式バーストと違い電気ロスを気にする事無く使えるなど実に優れたシステムですが、やはりバーストでの射撃と言うのは非常にシビアな様で、ギア・モーターに関してはバースト用の特殊仕様となっています。
このため各種のカスタムに関して大きく制限が加わっています。特にサイクル系のカスタムを施した場合、バーストが完全に狂ってしまうことが殆どで、電装系カスタムの一つ、FET組み込みでさえバーストが3では無く5になったり、フルオート化したりします。
このためカスタムを考えるとなるとバーストは諦める必要が出てきてしまいます。
ただ、この辺りは割り切ってしまうのもアリかと思います。
以前、とある自衛官だと言う方に聞いた話によると派遣先では一部でバーストを殺す(フルオート化する)カスタムを施して使用していた、とのこと。この方は実際に本物の自衛官なのか、また本当にそんな加工が簡単にできるのか(その方いわくは中の部品をちょっと外せば可能とのこと)、私には確かめる術はありませんでしたが、現地仕様と言うことで有りそうな話です。
また昨今話題にもなった特殊作戦群などであればバーストの必要性は低く、実質使用はセミとフルのみでバーストは使わない可能性は高いだろう事を考えるとあながち眉唾な話、と言うことも無いのだろうと思われます。
そう考えればあえてバーストを無視した「特殊作戦群仕様」モデル、などとしたカスタムもアリでは無いかと思います。
どちらにしても全電動ガン中でも間違いなくトップクラスの性能を持つ89式小銃、オススメだと言えます。
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東京マルイ
89式小銃
販売価格: 34,398 円 327ポイント
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