2010年12月14日
グローブのススメ
サバイバルゲームに参加しよう、と思ったときに先ず絶対必要になるのがゴーグル。コレが無いとフィールドへの立ち入りが出来ません。
当然、撃ち合う遊びなのでエアガンも必要です(実は無くても参加は出来なく無いんですが・・・)。
ゴーグル、エアガンの2つが有ればとりあえずの参加は可能になります。
ただ、それで楽しめるか、となると少し微妙。もちろんGパンにTシャツでも参加は可能(今だと寒いのでなんか上着が必要でしょうが)ですが、やっぱり遊びとは言え雰囲気は大事にしたいもの。
その雰囲気を盛り上げてくれ、かつ実用性もあるサバゲのスタートお勧め3点セットがBDUとブーツ、そしてグローブです。
今回はその中でグローブにスポットを当ててみたいと思います。
グローブが嫌!
グローブはBDU・ブーツに比べフィールドで使っている人と使っていない人がほぼ半々ぐらいな印象です。
グローブを嫌う大きな理由の一つは指先の感覚の低下です。
布や革などで全体を覆うフルフィンガータイプのグローブでは当然指先の触覚が着けていない時に比べ非常に悪くなります。
これはトリガーを引く際、トリガーが落ちるギリギリを意識して使うことの多いスナイパーやハンドガンナーには非常にマイナスな要素だと言えるでしょう。
もう一つの理由としては作業性の大きな低下です。グローブは上記の通り手を覆うことから手の触覚が低くなります。そのため指先や手全体を使った各種の細かな作業が非常にやりづらくなります。
サバイバルゲーム中にそこまで細かな作業を行う可能性があるかどうかは別として、その様な状況を強く嫌う心理と言うは理解出来ます。
またこれら以外でも、グローブ、特に革製の場合は着けた状態で汗を掻くとグローブの色が手に移り、非常に汚らしくなるのが嫌、と言ったような理由が挙げられる場合もあります。
出来ればグローブを使った方が良い3つの理由
上記の通り、グローブは使用することで被るデメリットと言うものが少なからずあるのは事実で、特に指先感覚に関してはそれを重視するスナイパーなどには非常に大きな問題であることが判ります。
しかしそれでもグローブを使用することで得られるメリットと言うものは非常に大きなものが有ります。
第一に手の保護。
コレは今更言う事でもありませんが、グローブは手を怪我(切る・刺すなど)から守るのに非常に効果的です。
サバイバルゲームフィールドにあるバリゲードなどは廃材ベースで作られたもの等が中心です。そのためトゲが出ていたり、ヘリで手を切りやすい状態になっていたりと素手で触るのには少々危険。しかも正直、屋外では雨ざらしですし、屋内フィールドでも決して衛生的な状態とは言えないので、怪我後に化膿したりと症状が悪化する恐れも有ります。
怪我は手の機能や感覚を大きく下げてしまうことになりますし、ゲーム後、後日の生活においても非常に厄介な事となります。特に仕事でも細かな作業などをする方の場合はそれらに影響しかねません(キーボードなども打ち辛くなったり)。
第二に疲労の軽減。
この点は以外と見逃されがちなのですが、グローブの使用は疲労を軽減してくれます。
グローブは素材などにもよりますが、手の内側に滑り止めがつけられているものが多く、サバイバルゲーム用として販売されているタイプでは多くの場合、革などが張られ効果的に滑らない様な形状となっています。
またグローブは当然その厚み分クッションが働き、手を振動や衝撃他からのストレスを低減してくれます。
加えてグローブ分、手が大きくなるわけですから、手に持つもの(この場合は銃ですね)との接触面積が拡大します。接触面積が拡大すると言うことはそれだけ力を効果的に伝えることが可能ですから、同じ力でもよりしっかりと物を保持できます。逆に必要分だけの保持力で考えればそれだけ少ない力で保持が可能になるわけです。つまりは疲労をそれだけ軽減できます。
この疲労の軽減は5分や10分では大した違いには感じられませんが、1時間や2時間と時間が長くなってくると徐々に効いてきます。
第三は戦意高揚。
なんのこっちゃ?と思われるでしょうがグローブを着けることで戦意というかやる気と言うかがググっと上がってくる、と言う事です。
「何を馬鹿な・・・」と思われるでしょうが、これが案外馬鹿に出来ない効果があります。
サバイバルゲームはぶっちゃければ大人が本気で金を掛けて行う「ゴッコ遊び」です。根底にあるのは「仮面ライダーゴッコ」や「ウルトラマンゴッコ」と同じものがあります(憧れや変身願望など)。
ゴッコ遊びをより楽しむコツは「よりその世界に没入すること」。要するになりきればなりきる程楽しめるわけです。
この「なりきり」の要素としてグローブを意識するわけです。
サバイバルゲーム用のものは色や形などが一般の軍手や防寒用手袋とは違った、少々特殊なものが多く有ります。
それらの「いかにも」なグローブを手に着けることはゲームでの気分を盛り上げてくれることと思います。
これら3点は「絶対条件」ではありませんから、最初のスナイパーの様に指先感覚を最重視するので敢えて使わない、とする選択も勿論ありです。しかし使うことで得られるメリットは小さい様でどれも丸一日、ゲームを楽しもうと思ったときには案外重要な要素になります。強制はできませんが、是非使われることをオススメします。
スナイパーでも指先の露出したハーフフィンガータイプを選んだり、フルフィンガーでもトリガーを引く指だけグローブの先端をハサミなどで切り飛ばしてしまうのも手です。
=おまけ=
グローブのプロテクション、と言うのは本当に大事です。
これはあるゲーマーのお話。
そのゲーマーはその日、グローブを持ってきていたのですが、ちょっと面倒に感じ使わずにゲームに参加しました。
何度目かのゲームの時、敵と至近距離でバッタリ有ってしまったゲーマーはシコタマ近距離から撃ち込まれました。
最も撃ち込まれたのは銃を持って前に突き出した手。手の甲の部分、特に骨の部分は正に激痛でした。
ヒットコール後退場したゲーマーは涙目になりながら
「やっぱりグローブは重要だよ」
と呟き、すぐに持ってきていたハーフフィンガータイプのレザーグローブを嵌めました。
そして次のゲーム。
バリゲードに隠れて居たゲーマーは再び撃たれます。
バリゲードから出して応戦していたその手を。
ヒットしたのはグローブ部分では無く、露出した指先、軽く曲げた第二間接の部分でした・・・。
再び走る激痛に涙目になったゲーマーは
「今日の帰りにショップでフルフィンガーのグローブを買っていこう・・・」
と強く思ったそうです。
当然、撃ち合う遊びなのでエアガンも必要です(実は無くても参加は出来なく無いんですが・・・)。
ゴーグル、エアガンの2つが有ればとりあえずの参加は可能になります。
ただ、それで楽しめるか、となると少し微妙。もちろんGパンにTシャツでも参加は可能(今だと寒いのでなんか上着が必要でしょうが)ですが、やっぱり遊びとは言え雰囲気は大事にしたいもの。
その雰囲気を盛り上げてくれ、かつ実用性もあるサバゲのスタートお勧め3点セットがBDUとブーツ、そしてグローブです。
今回はその中でグローブにスポットを当ててみたいと思います。
グローブが嫌!
グローブはBDU・ブーツに比べフィールドで使っている人と使っていない人がほぼ半々ぐらいな印象です。
グローブを嫌う大きな理由の一つは指先の感覚の低下です。
布や革などで全体を覆うフルフィンガータイプのグローブでは当然指先の触覚が着けていない時に比べ非常に悪くなります。
これはトリガーを引く際、トリガーが落ちるギリギリを意識して使うことの多いスナイパーやハンドガンナーには非常にマイナスな要素だと言えるでしょう。
もう一つの理由としては作業性の大きな低下です。グローブは上記の通り手を覆うことから手の触覚が低くなります。そのため指先や手全体を使った各種の細かな作業が非常にやりづらくなります。
サバイバルゲーム中にそこまで細かな作業を行う可能性があるかどうかは別として、その様な状況を強く嫌う心理と言うは理解出来ます。
またこれら以外でも、グローブ、特に革製の場合は着けた状態で汗を掻くとグローブの色が手に移り、非常に汚らしくなるのが嫌、と言ったような理由が挙げられる場合もあります。
出来ればグローブを使った方が良い3つの理由
上記の通り、グローブは使用することで被るデメリットと言うものが少なからずあるのは事実で、特に指先感覚に関してはそれを重視するスナイパーなどには非常に大きな問題であることが判ります。
しかしそれでもグローブを使用することで得られるメリットと言うものは非常に大きなものが有ります。
第一に手の保護。
コレは今更言う事でもありませんが、グローブは手を怪我(切る・刺すなど)から守るのに非常に効果的です。
サバイバルゲームフィールドにあるバリゲードなどは廃材ベースで作られたもの等が中心です。そのためトゲが出ていたり、ヘリで手を切りやすい状態になっていたりと素手で触るのには少々危険。しかも正直、屋外では雨ざらしですし、屋内フィールドでも決して衛生的な状態とは言えないので、怪我後に化膿したりと症状が悪化する恐れも有ります。
怪我は手の機能や感覚を大きく下げてしまうことになりますし、ゲーム後、後日の生活においても非常に厄介な事となります。特に仕事でも細かな作業などをする方の場合はそれらに影響しかねません(キーボードなども打ち辛くなったり)。
第二に疲労の軽減。
この点は以外と見逃されがちなのですが、グローブの使用は疲労を軽減してくれます。
グローブは素材などにもよりますが、手の内側に滑り止めがつけられているものが多く、サバイバルゲーム用として販売されているタイプでは多くの場合、革などが張られ効果的に滑らない様な形状となっています。
またグローブは当然その厚み分クッションが働き、手を振動や衝撃他からのストレスを低減してくれます。
加えてグローブ分、手が大きくなるわけですから、手に持つもの(この場合は銃ですね)との接触面積が拡大します。接触面積が拡大すると言うことはそれだけ力を効果的に伝えることが可能ですから、同じ力でもよりしっかりと物を保持できます。逆に必要分だけの保持力で考えればそれだけ少ない力で保持が可能になるわけです。つまりは疲労をそれだけ軽減できます。
この疲労の軽減は5分や10分では大した違いには感じられませんが、1時間や2時間と時間が長くなってくると徐々に効いてきます。
第三は戦意高揚。
なんのこっちゃ?と思われるでしょうがグローブを着けることで戦意というかやる気と言うかがググっと上がってくる、と言う事です。
「何を馬鹿な・・・」と思われるでしょうが、これが案外馬鹿に出来ない効果があります。
サバイバルゲームはぶっちゃければ大人が本気で金を掛けて行う「ゴッコ遊び」です。根底にあるのは「仮面ライダーゴッコ」や「ウルトラマンゴッコ」と同じものがあります(憧れや変身願望など)。
ゴッコ遊びをより楽しむコツは「よりその世界に没入すること」。要するになりきればなりきる程楽しめるわけです。
この「なりきり」の要素としてグローブを意識するわけです。
サバイバルゲーム用のものは色や形などが一般の軍手や防寒用手袋とは違った、少々特殊なものが多く有ります。
それらの「いかにも」なグローブを手に着けることはゲームでの気分を盛り上げてくれることと思います。
これら3点は「絶対条件」ではありませんから、最初のスナイパーの様に指先感覚を最重視するので敢えて使わない、とする選択も勿論ありです。しかし使うことで得られるメリットは小さい様でどれも丸一日、ゲームを楽しもうと思ったときには案外重要な要素になります。強制はできませんが、是非使われることをオススメします。
スナイパーでも指先の露出したハーフフィンガータイプを選んだり、フルフィンガーでもトリガーを引く指だけグローブの先端をハサミなどで切り飛ばしてしまうのも手です。
=おまけ=
グローブのプロテクション、と言うのは本当に大事です。
これはあるゲーマーのお話。
そのゲーマーはその日、グローブを持ってきていたのですが、ちょっと面倒に感じ使わずにゲームに参加しました。
何度目かのゲームの時、敵と至近距離でバッタリ有ってしまったゲーマーはシコタマ近距離から撃ち込まれました。
最も撃ち込まれたのは銃を持って前に突き出した手。手の甲の部分、特に骨の部分は正に激痛でした。
ヒットコール後退場したゲーマーは涙目になりながら
「やっぱりグローブは重要だよ」
と呟き、すぐに持ってきていたハーフフィンガータイプのレザーグローブを嵌めました。
そして次のゲーム。
バリゲードに隠れて居たゲーマーは再び撃たれます。
バリゲードから出して応戦していたその手を。
ヒットしたのはグローブ部分では無く、露出した指先、軽く曲げた第二間接の部分でした・・・。
再び走る激痛に涙目になったゲーマーは
「今日の帰りにショップでフルフィンガーのグローブを買っていこう・・・」
と強く思ったそうです。