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2010年11月30日

バイポッド

 ガンに取り付けるオプションパーツ、と言うものがいくつかあります。汎用的なもの、としてサイレンサーやスリング、フォアグリップ、各種光学サイト類など、様々ありますが、そんな中にバイポッドと言うものも有ります。
 このバイポッド、エアソフトガンでは主に狙撃用と言うイメージが強いですが、一般的には狙撃のほかにLMGなどの分隊支援向けでの使用を行うモデルで装備しています。
 今回はこのバイポッドに注目してみたいと思います。


バイポッドバイポッド バイポッドは上記の通り、狙撃モデルと分隊支援モデルでの使用が一般的です。
 どちらの場合も銃の重量や反動と言うものを射手が全て負担するのではなく、脚を介して地面や台にある程度任せる為のものです。この様な射撃スタイルを「依託射撃」と言います。
 依託射撃は射手の負担を大きく軽減できると言う点から長時間の射撃姿勢の維持などが依託しないときより容易になり、作戦内容などの幅を広げる事が出来ます。
 特に長時間標的が来るのを待つ必要がある狙撃では重要な要素で、通常は狙撃任務においてバイポッド又はそれに変わる依託物(砂袋など)は必ず用意する必要があります。
 狙撃モデルの一部では最初からバイポッドを装着してあるものもありますが、大半は別途後付で用意する必要があります。 
バイポッド
 狙撃向けに対し、分隊支援火器の場合はM60やminimiなどの様に最初から本体に着いているものが殆どで後から追加で装備する、と言うケースはまず有りません(様々な理由から取ってしまうことはありますが)。これは重量が非常に重い、大型モデルであることが殆どな事と、その性格上、設置しての使用が中心な為だと言えます。
バイポッド
 最近は分隊支援火器並かそれ以上に重たい対物狙撃銃と言うタイプもバイポッドが最初から装備のデザインとなっています。
 このタイプは狙撃銃の中でも特に大きく、射撃の安定性を考えた場合その重量を依託するのは当然だと言えますが、最近はさらに一歩進んで、前側の2脚とストックにある1脚の計3本の脚により完全に銃が自立することを可能にしています。この状態で各脚の長さを調整し、標的に合わせてから射手は引き金だけを引けばより精密な射撃が可能になります。1kmや2kmと言う圧倒的に遠い距離を狙撃する対物ライフルならではの機能だと言えます。
バイポッド
 狙撃モデル、分隊支援モデル、対物狙撃モデルの様な「特殊モデル」以外でもバイポッドを標準装備するモデルがあります。
 代表的なモデルの一つとして、フランス軍のFA-MAS F1があります。
 このモデルはブルパップ式を採用した新しいスタイルの銃として当時多いに注目され、フランス軍も大きな期待を寄せた銃です。
 現在は湾岸戦争なども経てバトルプルーフが認められ世界的にも屈指の優秀な銃と認識されていますが、このモデルにフランス軍が寄せた期待の一部には「万能」の性能でした。
 FA-MASではブルパップ式から来る全長に比べ非常に長く取れるバレル長から優れた命中精度が期待され、簡易狙撃モデルとしての運用が考えられています。また一部パーツを組み替え、大型マガジンなどを使用すれば分隊支援火器にも転用可能としています。
 これらは全て一つの種類の銃を様々な分野で運用することで軍全体の銃の調達コストの大幅な削減と言う目論みから来ています。FA-MASでもある程度の成功はみていますし、現在米軍などでもSCARなどのモデルで様々模索しています。
 FA-MASではこの実現に一役買っているのがバイポッドの存在です。
 本体デザイン同様、それまで他でほぼ類を見ないスタイルのバイポッドを装着していますが、これにより安定度を高めた射撃性能や射手の負担を軽減しての長時間連射など、高い汎用性を実現しています。
バイポッド
 バイポッド 似たような思想をもつのでは?と思うのが日本の自衛隊。
 自衛官には旧軍時代より、非常に高い命中率が常に求められます。これは資源に乏しく、弾一発でも貴重なわが国の事情に基づきますがともかくおいそれと外すことを許されず、結果として一般歩兵銃でありながら高い命中精度が求められる事となった事はバイポッドの装着が標準化している点に大きく関係しているのでは無いかと思われます。
 また世界的にも類を見ない形態をもつ自衛隊では、他国の軍には無い奇妙とも言える様々制限があるため兵士一人一人に対する要求が非常に高いレベルとなっています。銃と言う道具以上に一般兵士にまで高い万能性を要求する傾向があり、その点から使用する銃にも様々な使い方を可能とするよう、バイポッドが装備されている、と言うと言いすぎでしょうか。

 これらの様に、一般歩兵銃でありながらバイポッドを装備するモデルは冒頭の各方面に特化したモデルとは逆に、それらの機能も有る程度併せ持つようにした万能タイプだ、と考えるとなかなか面白いのでは無いでしょうか。
バイポッド
 銃本体に標準装備されているモデル以外で2脚の安定性が必要となった場合は別途で用意して取り付けることが可能です。
 左の写真のハリスタイプはその代表格。もともとは狩猟向けのアイテムで、ボルトアクションライフルなどでの使用が中心でしたが現在は軍・警察の狙撃などでも広く活用されています。
 特に警察の狙撃任務では緊急に展開する必要がある場合などが多く、狙撃ポイントもこまめに変更されることがあるなどより柔軟性と即応性を要求されることから別で持ち運ぶ必要がある砂袋などより銃へ装着が出来るこれらのバイポッドは非常に有効でした。
 もちろんG3SG1の様に本体に最初から用意されているモデルならそれをつかいますが、警察は軍ほど装備に幅が持たせられず予算も限られている為に希望通りに装備を揃えられないことも多くあります。そのため後付タイプのこれらのバイポッドを利用して簡易狙撃モデルを作ったりするケースも多々有ります。
バイポッドバイポッド また後付方式を選ぶことのメリットと言うものも有ります。
 後付式とする場合、デメリットとしてまず挙げられるのが本来とは別の正に後付なことから銃本体との一体感の乏しさがあります。これは単にデザインの問題だけでは無く、運用時にバランスが狂ったり(前だけ重く感じる)ブラ付いたりグラ付いたりといった不安定感(実際に外れたりすることは稀でも)を感じたりする等の細かなストレスがあります。また収納時にも張り出しなどが大きくなって装着したままでは収納ケースに入らなくなったり、入っても無理が掛かったりする恐れがあります。
 しかし、後付と言うことで選択の幅が大きく広がると言うのは大きなメリットだと言えるでしょう。バイポッドは基本機能こそどれも変わりませんが、重量やサイズ、形状など様々あり、機能面でも単に脚でおわりなものもの有れば、左右方向へのスイングが可能だったり、より回頭が自由に行えるようになって居るものなど、様々あります。
 標準装備型はどうしてもこれらの様な高機能型に比べると機能面がシンプルになりがちですし、それら高機能型へ交換しようとした場合にむしろ元々無いモデルよりも取り付けに面倒があったりすることがあるなど、厄介になるケースもあります。
バイポッド 後付タイプの中には標準型に近い使用感にすることが可能なものなどもあります。
 写真のボルタータイプは主にRISやRASといったレールハンドガードシステムを装備するモデル向けですが、左右のレールにそれぞれ脚を装着し、FA-MASなどの様な使用感になります。
 FA-MASの脚にくらべ伸縮機構を備えて傾きを作る事も可能ですし、脚先端の形状もより地面をガッチリと掴むようになっています。本体も樹脂製となっており、軽量など、全体に非常に優れた内容となっているのが特徴です。20mmレールに取り付けると言う容易な装着スタイルも大きなポイントだと言えるでしょう。
バイポッド さらには左のようなフォアグリップとバイポッドが一体となったようなものも登場してきています。
 これはグリップバイポッドや短縮してグリポッド、などと呼ばれているタイプで、脚を展開すればバイポッド、畳んでしまえばフォアグリップと言うものです。
 バイポッドの難点は輸送時・移動時などバイポッドとして使用しない場合は単なる余分な重し=デッドウェイトになってしまうと言う点でした。この点を嫌いあえて使用を避けるユーザーも居るほどです。
 しかしこのグリポッドの様に移動時や立射や膝立ち射の場合にはフォアグリップとして使え、プローン時や台などが使える場合はバイポッドとして使える、とすれば常に使用が可能になり実質的にはデッドウェイト化を防ぐことが可能です。
 現在このタイプのほかにもグリップそのものが分割してバイポッドになるタイプなどもあり、更なる進化に期待が掛かるタイプです。


 バイポッドは射撃の安定には欠かすことの出来ないもの。機種の選択からを含め、色々な運用スタイルを模索してみてください。




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