2010年11月15日
今日から始める!グレネードランチャー!
ずっどーん!と迫力のグレネードランチャー。
現状、サバゲで使える兵器群中間違いなく最大級のものです。
口径、一度に発射する量、効果範囲、など何をもって最大とするか、というのはありますが、なんと言ってもその迫力、存在感が最大級です。
そんなわけで大きい事は良いことだ!とばかりに人気のグレネードランチャーなんですが、フィールドで見てたり、話を聞いたりすると、イマイチ使えてない・・・と言うか、結構皆さん「ここだ!」てタイミングを見つけられず、結局撃たずにゲーム終了・・・って経験が多いみたい。
と言うわけで今回はグレネードランチャー特集にして、グレネードの「ここだ!」を探ってみたいと思います。
独立タイプ?アッドオン?それとも・・・?
グレネードランチャーは大別して独立して使えるタイプとアッドオン(アドオン)タイプと言われる、アサルトライフルなどに追加して使うタイプとに別れます。前者の代表だとM79ランチャーなど。後者はM203が有名ですね。
独立タイプはより狙いやすく、扱いやすくなっていますが、グレネードランチャーをメインアームにするので無ければ別にもう一丁銃を持つ必要が出てきますので大荷物になります。
アドオンタイプはメインアームであるM4等に合体していますから、荷物は圧縮できますが、その分メインアームが重く、取り回しづらくなります。またカート交換等も独立型に比べやり辛い傾向に有ります。
どちらも一長一短あるため、良く考えてチョイスして下さい。中には独立としてもアドオンとしても使えるモデルもあるのでそう言った物を選ぶのも良いかと思います。またM203などは独立タイプにするためのアタッチメントキットも存在します。正直非常に高額なことも多いので万人向けとは言えませんが、探してみるのも一興かと。
また、カンプピストルと言う通常の40mmカートでは無く27mmのミニモスカートと言う特殊カートを使うものも有ります。
27mmカートは18発か36発と少し控え目な発射数となりますが、カンプピストルは大型の拳銃ぐらいのサイズ。このサイズで少し控え目な弾数とは言えグレネードの機能を得られるのは非常にオススメなポイントではないでしょうか。ちょっと面倒ですが、サイズの合うホルスターを探したりすれば楽に携帯できます。
残念なのは少し特殊な為かメーカー切れになることが多いことでしょうか。
他にも同じくCAWのミニランチャーの様な、実銃ではありえないサバイバルゲームに特化したオリジナルモデルもいくつか存在します。
ミニランチャーはカートギリギリサイズと本当にサバゲで発射することのみに特化したデザイン。しかし金属製の重厚なつくりは非常に根強いファンを持つモデルです。
よりゲームでの利便性を追求するのなら是非、一度検討する価値のある優れたモデルが多いのがこのカテゴリーの特徴です。
カートの種類と特徴
グレネードランチャーは実はそれ自体には発射機構・発射能力と言うのはありません。
実際に発射の能力を持つのはコチラ、グレネードランチャーカートになります。
有名どころとしてはやはりCAW製。30発、60発、168発(!)の3種類が現在40mmカートとしてラインナップされています。
グレネードカートの特徴・特性としては
弾数が増えると飛距離が縮む
と思ってほぼ間違いありません。発射の弾数が多ければ多いほど当然相手へのダメージ、精神的圧迫感は強くなりますが、内臓ガスタンク容量はどれも大して変わらず(むしろ弾数が増えるほど縮む)なので結局飛距離が短くなってしまうのです。
使いどころを良く考え、その時その時に合わせたカートを選択しないとせっかくの性能も無駄になってしまいます。
しかしこれは逆を返せば性能を考えて使えば非常に大きな効果が期待できる、と言うことになります。
またCAW以外でも現在、マッドブルなど海外メーカー製のものが複数出てきています。
海外ものの特徴としてはCAW製には無い弾数やペイントボール向けのちょっと変わった形のものなど、一見どう使うの?って思うものも多くあります。アイディア次第で色々と違った使い方も出来、面白いものが多いですね。
右の写真の黒い長いカート。マッドブルの922A1と言う商品ですが、こちらはグレネードランチャーを必要としないカートです。
どうするのか、と言うと付属のハイダーパーツをエアガンに取り付け、カートはポーチなどに入れて持ち歩きます。発射する際はハイダー部分をカートのお尻に捻じ込み、エアガンを発射!なんとエアガン側から発射されるBB弾でカートを激発しよう、と言うものです。このスタイルはM14などで極短期間ですが実際に使用されており、ライフルグレネードと呼ばれています。実銃では制約が多すぎ(専用弾を使わないと駄目とか、銃へのストレスが大きいなど)て今では主流では無くなってしまいましたが、なかなかに面白いアイテムです。
そして最後がCAWの27mmミニモスカート。主にカンプピストル用のカートで、名前の通り、27mmと細いカートになっています。
通常のカートが40mmですから見た目にも相当細くなっています。当然その分容積は小さいですから、装弾数は18発と36発になっています(左が18、右が36)。
発売当初はカンプピストル以外にもチラホラ対応モデルがあった(中にはPEQ-2レーザーサイト型、なんてキワモノも)のですが、現在はカンプピストルぐらいになってしまっています。サイズ、装弾数が少ないのですが、お値段が40mmと同クラス、と言うのがちょっとツライところ。ただ、当然40mmより携行性には優れますから、数を多く持つのには向いています(お高いですが)。
弾数を除くと性能面では40mmとそれほど違いは無いので、これはコレで使用を充分検討する価値があると言えます。
グレネードカートを上手く使うちょっとしたコツは「ガスを入れすぎないこと」。
グレネードカートの発射は内包するガスを一気に放出します。このときにガスが全て気化している状態が理想。しかしガスが多すぎると液化状態のものが飛び出し、むしろ性能を落してしまいます。
上手なガスの注入は「シューーーー」っと長く入れるのではなく「チュッ!チュッ!」と細かく、3~4回程度で。何度かやってみると最適な分量が見えてくると思います。
なかなか使えない
さて、大まかにランチャーとカートの種類が判ったところで、実際に使用する話で。
ただこれがなかなか難しい様で、結局ゲーム終了まで温存し続けちゃった、気が付いたら一日中撃たずジマイだった、なんてケースがチラホラ。
どうしてもカート一発一発が非常に高価(エアコッキングガン2丁分より上だったり)と言うこと、一度撃つと再び撃てるようにするのは非常に手間(正直フィールド内でやるのは無理)と、撃つのを躊躇する気持ちも判ります。
どうしても「最後の秘密兵器!」的なイメージがおいそれと使うのをためらわせるのでしょうが、これはなんとも勿体無い話です。
なんとか色々理由を作ってでも積極的に撃って行きたいところです。
いきなりどっかーん!
まず一番手っ取り早いのがこれ。
ゲームスタート!わーーーーって走っていくときに敵の居る方向にどっかーん!
相手が見えないフィールドでは景気付けぐらいにしかなりませんが、実は相手の姿が見えているぐらいの広さのフィールドだと工夫次第で多少意味を持たせることが出来るんじゃないかと。
斜め上方向に向けて、距離を飛ぶようにして、スタートと同時にダーーーーっと走り寄ってどっかーん!その後ぱーっと逃げてくる、って言うやり方。
まさか撃つ方も撃たれる方も当たるとは思いませんが、まかり間違ってそんな弾に当たったら嫌だから当然前に出る足が一瞬鈍ります。
最初は余り効果無いかも知れませんが、何度かやられるとそんな思いが芽生えてきますからそこそこ効果が狙えます。多分。
バリゲードにどっかーん!
これが一番オススメな撃ち方。個人的にですが。
ともかく派手です。バリゲードの種類にもよりますが、板系だとベチチ!って感じで痛そうな音しますし、ドラム缶なんかだとド派手にゴワン!って音が出ます。何にせよ、ともかく派手な音が出るのでゲームが盛り上がります。
それにこれも全く無意味ってこともないかと思います。
当然そんな凄い音が出る攻撃には誰も当たりたくありません。と言うことはバリゲードに釘付けになりやすくなる、と言う心理効果が狙えます。多分。
みんなでどっかーん!
これは実現したら超盛り上がること間違いなし!
チーム全員、といわないまでも大多数がグレネードランチャー系を装備している、なんて幸運に出会ったらゲームスタートと同時に横一列とか二列で進み、敵部隊と出会ったら一斉にどっかーん!と。
向こうにしてみたら雨みたいにばばーーっと弾が降って来るんですからたまりません。
まあ、効果はどれぐらいあるか、って言うとみんなが「さっきのゲーム、笑ったわー」って仲良くなれるぐらいですかね。ええ。
みんなでどっかーん!そのに
これは是非、貴方が所属のチームみんなでやってみて欲しいところ。
みんなで財力の限りカートを購入。ゲーム中、隙を見ちゃドッカンドッカン!
これはかなり迫力が出て面白いと思います。それに迫撃砲よろしく撃ちこんで行けば相手に取ってはこれはかなりツライプレッシャーになるはずです。
難点は、チームで前衛が敵もろとも、ってなり兼ねないことですかねぇ。人間、くだらないことに巻き込まれて割り喰うと後々まで怨むんですよねぇ。
角からどっかーん!
あんまり適当なことばかり書いてると見放されそうなので、少し真面目に。
これは特にインドアフィールドなどで有効。
ハッキリと敵が居るかどうかが判らない角などにグレネードを打ち込むというやり方。フルオートで撃ち込むのと意味的には一緒なんですが、上でも有るように音が大きく、迫力のあるグレネードの射撃は相手が頭を出すのを躊躇わせる効果は充分あります。
跳弾も有効なルールなら敢えて角度をつけて出来るだけ壁に跳ね返るようにして撃ちこめばより効果的です。
上を狙ってどっかーん!
これはちょっとしたテクニック。
跳弾他、BB弾がともかく当たればヒット、と言うルールであれば有効です。
迫撃砲の様に上を狙い、山なりに弾を飛ばす方法です。
ある程度纏まって飛んで行きますから工夫次第で色々面白い効果を得られます。特に着弾点の床が跳ね返る可能性のあるコンクリートなどだと面白いでしょう。
ただ、これは人によっては非常に納得の行かないヒットになりかねないので、事前に良く話し合う必要があります。
みんなとどっかーん!
”で” じゃなく ”と” な点に注目。
グレネードは極論すると一回に何発飛ぼうが一回分の効果しかありません。一人で適当に撃ってる限りは対して大きな効果は見込めません。
しかし、仲間との連携パターンを組み立てることが出来れば大きな効果を期待できます。
例えば上の角から~もそうですが、相手側と通路のコッチとアッチで撃ち合いで膠着、なんてときに連携とフェイントを織り交ぜつつ、相手の顔を出すタイミングを見計らってどかーん!と行けば効果絶大です。仲間にワザと少し単調に反撃させたりするのがポイント。餅つきの様に撃つ、隠れる、撃つ、隠れる、を単調化すると相手は釣られてコチラが隠れたタイミングに顔を出します。その時を狙えば良いわけです。
他にも色々と工夫やアイディアを絞れば面白い考え方、使い方が幾つも出てきそうです。是非、皆さんも積極的にグレネードランチャーを使ってみてください。どっかん!どっかん!盛り上がること間違いなしです。
上記以外のグレネードランチャーカートはコチラをご覧下さい!