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　突然ですが皆さんご自分の「利き目」をご存知ですか。
　利き手、利き腕、なんて言葉は聴いた事があるかと思います。利き目とはこれの”目”版。より使いやすい方、または基準になる方、と思っていただければ良いかと思います。
　普通の生活では目は手や足と違い左右で別けて仕事をすることと言うのが無く、ほぼいつも2つ同時に同じ仕事をしていますので利き目、と言うのを意識することは殆どありません。
　ただ、銃器の取り扱いでは非常に重要なポイントになります。
　銃で標的を狙う際、アイアンサイトやドットサイトの場合は両目を開いて使用するのが基本なのですが、実際にはこの「利き目」でサイトを覗き、もう片方の目はそのサポートをする様な格好になります。
　この利き目を意識するかしないかで射撃の技術向上の程度はかなり変わってくると思います。
　
　で、肝心の利き目を調べる方法ですが、以下のやり方で簡単に調べることが出来ます。
　１．まず室内の何でもかまいませんが（電気のスイッチでもドアノブでも）、何かを指差します（出来るだけ目の高さと同じかそれより上がいいかと思います）。
　２．次に指差したまま片目ずつつぶってみます（ウィンク）。片目ずつ閉じて、開いている方の目で指差している対象を見てみます。これを繰り返してください。
　３．２で指と対象がずれない（ずれて見えない）方の目が利き目、ずれる方の目が弱目となります。

　※写真では左側の写真が左目の画、右側が右目の画となります（擬似的）。
　この状態では左目が利き目であることがわかります。私の場合、と言う事ですが。
　私は左目利き目の左手利き手の左寄りなんでそれほど苦労はありません。しかしつらいのがたとえば左目利き目の右手利き手やその逆などの場合。利き目と利き手が逆の場合はかなり射手としてはつらい状態です。
　この場合は訓練して利き手か利き目を矯正してしまうか、そのままで構えられるよう工夫するかになります。ちなみにこのタイプで有名な人物がブルース・ウィリス。彼のあの独特の顔を背けるような銃の構え方はこう言った理由があるわけです。

　利き目がどちらなのかを知り、その目で標的を狙うことを意識するとサイティングの正確さや速度が意識する前よりきっと向上するだろうと思います。試してみてください。
　近々、この「狙う」と言う事も特集してみたいですね。


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